子供の血液検査でALP IFCCが高い場合、気を付けることはありますか?

通常、ALP値は成人より小児で高くなります。年齢・男女別基準値より高い場合は、診察を受けてください。

解説

ALPの値は年齢によって変動し、通常、小児期は成人と比べて高い値を示します。また、性別によっても異なります。

例えば、5歳でのALP基準値(IFCC法、単位U/L)は男性150.5~420.0、女性157.5~420.0ですが、成人では38~113です。

もし、年齢別・男女別のALP基準値よりもALP値が高い場合には、診察を受けられることをおすすめします。

ALPは体内に広く分布するため、値が高くなる原因はさまざまなものが考えられるため、病院での診察が必要です。

小児、特に3歳未満ではウイルス感染などをきっかけにALPが基準値の数倍から数十倍に一過性に上昇する(4週間前後で正常値に戻る)、一過性高ALP血症という病気が知られています。

なお、ALP IFCCの”IFCC”は、ALPの測定方法の名称(IFCC法)です。

公開日

最終更新日

まつだ整形外科クリニック 整形外科

栗原 信吾 監修

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