子宮頸部異形成の原因や考えられる症状には何がありますか?

主な原因はヒトパピローマウイルスへの持続的な感染です。基本的に症状はありません。

解説

子宮頸部異形成の主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)への持続感染です。
HPVは主に性交渉を介して感染するウイルスです。通常、数ヶ月から一年以内に治癒しますが、持続的に感染することで子宮頸部異形成の原因となります。なお、異形成に進展する頻度や期間は、HPVの種類によっても異なります。
HPVに感染・持続感染しやすいリスク因子としては、以下のようなことが知られています。

  • 複数のパートナーとの性交渉
  • 複数のパートナーがいるパートナーとの性交渉
  • 若年期でのHPVへの感染 

HPVに感染しても、基本的に症状はありません。感染の有無を判断するためには、定期的な婦人科検診が必要となります。また、感染予防のためのHPVワクチンもあります。

公開日

最終更新日

成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員

藤井 達也 監修

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子宮頸部異形成

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子宮頸部高度異形成は自然治癒しますか?

自然治癒することもありますが、子宮頸がんになることも少なくないため、治療を要します。

子宮頸部高度異形成から、がんになるまでの期間はどのくらいですか?

数年から10年以上かけてゆっくりとがんになることが一般的です。

子宮頸部軽度異形成を自然治癒させる食べ物はありますか?

治療目的で食事指導を行うことはありませんが、ビタミン類などをしっかりと摂取すると良いかもしれません。

子宮頸部軽度異形成を治すにはどうすればよいですか?

特別な治療は必要ありません。定期的に婦人科を受診しましょう。

子宮頸部軽度異形成がある場合、性交渉は控えるべきですか?

必ずしも控える必要はありませんが、主治医の指示に従いましょう。

子宮頸部異形成のセルフチェックはできますか?

子宮頸部異形成は症状が乏しいため、セルフチェックを行うことは難しいと考えられています。

子宮頸部異形成が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

産婦人科を受診しましょう。症状が出る前からの定期的な検診が望ましいでしょう。

子宮頸部異形成の場合、主にどのような治療をしますか?

進行度によって異なりますが、高度異形成の場合には子宮頸部の切除を行うことが一般的です。

子宮頸部異形成には初期症状はありますか?

がんになって進行するまで、症状がないことがほとんどです。

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