悪性リンパ腫の腫瘍マーカーについて教えてください。
主にsIL-2R、β2ミクログロブリン、LDHがあります。
悪性リンパ腫の腫瘍マーカーは主に3つあり、可溶性IL-2レセプター(sIL-2R)、β2ミクログロブリン、LDH(乳酸脱水素酵素)が用いられます。可溶性IL-2レセプターはリンパ球の活性化に関わっており、多くの悪性リンパ腫で値が上昇するため治療効果の判定や再発監視に役立ちます。
一方、β2ミクログロブリンはろ胞性リンパ腫では測定必須、マントル細胞リンパ腫や一部のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫でも有用な場合があります。また、LDH(乳酸脱水素酵素)も、腫瘍の増殖速度を反映して病気の進行を評価するために利用されますが、ほかの検査と組み合わせて判断されます。
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株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
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