強皮症において皮膚の重症度を判定する基準であるmRSSについて教えてください。
mRSSとは、医師が身体の17か所の皮膚を触って、皮膚の硬さを0~3の4段階で評価するものです。
mRSS(modified Rodnan’s total skin thickness score)とは、医師が身体の17か所の皮膚を触って、皮膚の硬さを0~3の4段階で評価するものです。
- 0:正常な皮膚
- 1:軽度の硬化
- 2:中程度の硬化
- 3:重度の硬化
として、17か所それぞれの点数を合計する方法です。
点数化して強皮症の診断や経過観察に役立てるほか、医療費助成の対象となるかどうかの判断にも使われます。
評価は皮膚の厚さを適切に評価するために、ゆったりした服装でリラックスした状態で行われます。これは簡単に行えて、皮膚症状の変化が反映されやすいとされている方法です。
一方で、測定者の経験や技術で結果が変わる可能性があります。トレーニングを受けた専門医が実施するのが望ましいでしょう。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
D. Khanna, et al. J Scleroderma Relat Disord. 2017, 2(1), 11-18.
難病情報センター.“全身性強皮症(指定難病51)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4026,(参照 2024-12-23).
全身性強皮症 診断基準・重症度分類・診療ガイドライン委員会.“全身性強皮症 診断基準・重症度分類・診療ガイドライン”.日本皮膚科学会雑誌第126巻第10号.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/126101831.pdf,(参照 2024-12-23).
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