強皮症で間質性肺炎を併発した場合の余命はどのくらいですか?
一概には言えませんが、間質性肺炎のみを併発した場合の5年生存率は92%程度との報告があります。
実際の余命は人それぞれ異なりますが(個人の余命を正確に予測することはできませんが)、参考として海外から報告された5年生存率をご紹介します。
強皮症の治療は年々進んでいて、最近では、免疫抑制剤や生物学的製剤、抗線維化薬といった新しい治療法が登場しました。そのおかげで、間質性肺炎のみを併発した強皮症の患者さんの5年生存率は92%に達しているという報告があります(2024年1月報告)。つまり、間質性肺炎のみを併発した強皮症の患者さんのほとんどが、5年以上生きられる可能性が高いということです。
以前は、同様の場合の5年生存率は約80%とされていました。しかし、治療が進歩することで、今ではより良い結果が期待できるようになっています。
今後も、治療の進歩により余命が改善することが期待されます。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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