完全房室ブロックの心電図に特徴はありますか?
P波とQRS波がまったく関連なく出現し、脈拍も遅くなることが多いです。
完全房室ブロック(3度房室ブロック)の心電図では、P波とQRS波がまったく関連なく出現し、脈拍も遅くなることが多いです。
主な特徴的な所見としては、以下のようなものがあります。
- 心房と心室の完全な解離(房室解離):P波とQRS波がまったく関連なく出現し、それぞれ独立したリズムで拍動します。
- 心房拍数と心室拍数の違い:P波の心房拍数は通常通りですが、QRS波の心室拍数は著しく遅く(通常30~40回/分程度)、心房拍数よりも少なくなります。
- 規則的な心室リズム:心室は、房室接合部や心室内のどこかから発生する補充調律によって規則的に拍動するため、心室リズムは規則正しい徐脈を示します。
これらの特徴的な心電図所見から、完全房室ブロックを診断できます。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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