強迫性障害は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
まず、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬が使用されます。
強迫症/強迫性障害の薬物療法では、まず選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬が使われます。
この薬には、フルボキサミンやパロキセチン、セルトラリンというものがあります。そして場合によっては三環系抗うつ薬であるクロミプラミンが用いられることもあります。
これらは、脳内のセロトニンという物質の働きを調整する効果があり、どの薬も同じくらい効果的とされていますが、三環系抗うつ薬は鎮静や口の渇き、便秘などの副作用や有害事象により注意する必要があります。
治療では、最初は少ない量から始めて、副作用や効果を確認しながら徐々に量を増やしていきます。そして、通常2~3ヶ月かけて薬が効いているかを評価します。
SSRIの特徴としては、従来の抗うつ薬よりも安全性が高いことが挙げられます。ただし、治療の初期には一時的に吐き気や不安感が強まることがあるので、注意が必要です。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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