偽痛風は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
主に消炎鎮痛剤を使用します。胃腸障害や腎機能障害、アレルギーの副作用の危険性があります。
偽痛風の治療に使われる主な薬は、関節の炎症や痛みを抑えるためのものです。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 種類: 一般的な消炎鎮痛剤です。飲み薬や湿布、塗り薬などがあります。多くの場合、飲み薬のほうが強力に炎症を抑えることができます。
- 注意点・副作用: 胃腸障害(胃が荒れるなど)や腎臓の機能への影響、心臓の病気がある方、消化性潰瘍の経験がある方、抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を飲んでいる方などは、使用に注意が必要です。胃腸障害や腎障害がある場合は、アセトアミノフェンという、これら副作用を起こしにくい別の痛み止めが使われることもあります。
ステロイド薬
強力な炎症を抑える効果があります。一方で、高血糖の誘発や、免疫力低下といった副作用に注意が必要な薬です。 特に免疫力低下の副作用によって、関節内に細菌感染症を起こしてしまうと、治療に難渋することがあります。
- 関節内注射: 膝などの大きな関節に水がたまっている場合に、関節の内部に直接ステロイド薬を注入することで、強い炎症や痛みを強力に抑えることができます。
- 内服(全身投与): 複数の関節に炎症がある場合や、発熱などの全身症状がひどい場合、アレルギーや腎機能障害によって、消炎鎮痛剤が使えない場合などに、ステロイドを内服することがあります。
これらの薬は、医師が患者さんの状態や合併症を考慮して適切に選択し、副作用に注意しながら処方されます。一般的には消炎鎮痛剤の使用で十分に炎症がおさまることが多く、ステロイドの使用が検討されるのは、かなり炎症が強い場合に限られます。


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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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