糖尿病は健康診断でわかりますか?
健康診断の血液検査で糖尿病の可能性を見つけることができます。空腹時血糖値やHbA1cの測定が行われ、基準値を超えた場合に糖尿病が疑われます。
健康診断は、糖尿病を早期に発見するための身近な方法のひとつです。ここでは、健康診断でチェックされる検査項目や診断の流れについて解説します。
糖尿病と健康診断の検査項目
健康診断(特定健康診査)では、糖尿病に関連する検査として主に以下の項目が行われます(厚生労働省 e-ヘルスネット)。
- 空腹時血糖値:採血時の血液中のブドウ糖の濃度を調べます。100mg/dL以上で「血糖高値」と判定されます
- HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー):過去1〜2か月間の血糖値の平均的な状態を反映する指標です。5.6%以上で血糖高値と判定されます
- 尿糖:尿中にブドウ糖が出ていないかを調べる検査です
糖尿病の診断基準
健康診断で血糖高値が疑われた場合、医療機関で詳しい検査が行われます。糖尿病診療ガイドライン2024によると、以下のいずれかに該当する場合に「糖尿病型」と判定されます。
- 空腹時血糖値が126mg/dL以上
- 75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の2時間値が200mg/dL以上
- 随時血糖値が200mg/dL以上
- HbA1cが6.5%以上
これらの検査を組み合わせて、総合的に診断が行われます(糖尿病標準診療マニュアル2026)。
健康診断で糖尿病が見逃されることはある?
健康診断は糖尿病の発見に有用ですが、検査のタイミングや条件によっては見逃される場合もあります。たとえば、食後に血糖値が大きく上がるものの空腹時には正常範囲に戻る「食後高血糖」のタイプでは、空腹時血糖値だけでは異常が見つからないことがあります。そのため、健康診断の結果が正常でも、喉の渇きや体重減少などの気になる症状がある場合は、医療機関への受診をご検討ください。
糖尿病の早期発見のために
糖尿病は初期には自覚症状がほとんどないため、定期的な健康診断で血糖値をチェックすることが大切です。国立国際医療研究センター糖尿病情報センターによると、健康診断は糖尿病を見つける最も身近な方法とされています。特に40歳以上の方は、年に1回は健康診断を受けることがすすめられています。健康診断で血糖値の異常を指摘された場合は、放置せず早めに医療機関への受診をご検討ください。
糖尿病について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
糖尿病について、気になる症状はありますか?
もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
日本糖尿病学会 . 糖尿病診療ガイドライン2024 . 南江堂. 2024
糖尿病標準診療マニュアル作成委員会.“糖尿病標準診療マニュアル2026”.日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会.https://human-data.or.jp/wp-content/uploads/2026/03/dm_manual_2026.pdf,(参照 2026-07-07).
山岸良匡.特定健康診査の検査項目.e-ヘルスネット 情報提供,https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-04-005.html(参照 2024-12-25)
糖尿病情報センター.“糖尿病は早く見つけましょう”..https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/030/010/01.html,(参照 2026-07-07).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
公開日:
最終更新日:
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
