鼓腸は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？

鼓腸では、主に下剤や腸内ガス除去薬での治療を行います。鼓腸とは、腸内にガスが過剰にたまり、お腹の苦しさや不快感を生じる状態です。

原因としては便秘が多く、便秘の中でも、腸の蠕動運動が悪い場合と、硬い便が詰まって、ガスが逃げられない場合があります。

腸の蠕動運動が悪ければ、刺激性の下剤を用いて腸の動きをよくすることで治療をします。硬い便がある場合には、浸透圧性の下剤を処方し、排便を促します。

その他に、消化管ガス駆除薬を使う場合もあります。これは消化管の粘液によってできている空気の泡をできにくくし、ガスが身体の外に逃げることを助ける薬です。

副作用については、例えば刺激性下剤のピコスルファートナトリウムであれば、腸閉塞、虚血性腸炎、腹痛、悪心、嘔吐、下痢などが報告されています。