感染性心内膜炎の場合、抗菌薬の投与期間はどれくらいですか?

原因となる菌と使用される薬剤によって異なりますが、2~6週間の使用が推奨されています。

解説

感染性心内膜炎で使用される抗菌薬の投与期間は、原因となる菌と使用する抗菌薬の種類などの条件により異なりますが、一般的に2~6週間が推奨されています。

適正な抗菌薬を使用しても感染がコントロールできない場合には、外科治療が検討されることもあります。

また、感染性心内膜炎は場合によっては命に関わる病気のため、発症リスクが高い方では抜歯などの歯科処置を受ける前に、予防的に抗菌薬を使用することが推奨されています。

リスクの高い人としては、心臓に病気をもともと持っている人や心臓の手術をしたことがある人等が挙げられます。

例えば、リスクが高い人が抜歯などの歯科手術を受ける際には、手術の1時間前にアモキシシリン2gを1回服用することがすすめられています。

公開日

最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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