感染性心内膜炎の場合、主にどのような治療をしますか?

点滴で抗生剤を投与します。場合によっては手術も行います。

解説

感染を起こしている菌に対する抗生剤の投与を行います。
下記のような状態の時には、外科的な手術が必要となることもあります。

外科的な手術が必要となる場合

  • 薬による治療などでコントロールできない心不全
  • 人工弁への感染を起こしている場合
  • 心臓の弁(=心臓の部屋を仕切っているフタ)等の破壊・損傷がある場合
  • 塞栓症の可能性がある場合
  • 大きな菌のかたまりができている場合
  • 不安定な菌のかたまりができている場合(グラグラ動いているなど)
  • 抗生物質ををしばらく使用しても改善しない場合
  • 薬での治療が困難な菌が原因の場合(薬剤耐性菌や真菌(カビ)など)

公開日

最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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感染性心内膜炎

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関連するQ&A

感染性心内膜炎の場合、身体にはどんな変化がみられますか?

見た目でわかる症状には手足の皮疹や色の変化等がありますが、頻度は低いです。

感染性心内膜炎の場合、抗菌薬の投与期間はどれくらいですか?

原因となる菌と使用される薬剤によって異なりますが、2~6週間の使用が推奨されています。

感染性心内膜炎が原因で心不全になることはありますか?

感染性心内膜炎では、心不全に陥る場合があります

感染性心内膜炎で心臓に菌が入るとどうなりますか?

感染性心内膜炎は心臓に菌が侵入して発症する病気です。場合によっては心不全などを合併します。

感染性心内膜炎の場合、どのような手術をしますか?

感染性心内膜炎の外科術としては、心臓の弁の修復や、人工弁に置換する等の手術があります。

ストレスが原因で感染性心内膜炎になることはありますか?

心理的ストレスは直接的な発症原因にはなりませんが、免疫力低下が感染リスクを高める可能性は考えられます

感染性心内膜炎による心臓の疣贅(ゆうぜい)とはなんですか?

感染性心内膜炎でみられる疣贅(ゆうぜい)とは、心臓の弁などにみられる血栓と細菌が混じった小さな塊です。

感染性心内膜炎の場合、脳出血が起きることはありますか?

感染性心内膜炎の合併症として脳出血が起こる場合があります。

感染性心内膜炎を放置するとどうなりますか?

適切な治療を行わず放置した場合、心不全、敗血症など命に関わる合併症が引き起こされる場合があります。

感染性心内膜炎の余命はどれくらいですか?

治療を行わなかった場合、発症から死亡までの期間は急性心内膜炎で1.5ヶ月とされています。

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