感染性心内膜炎
「感染性心内膜炎」とは、心臓の内側(特に弁)に感染が生じる病気です。虫歯や心臓以外での感染症などから血液に細菌が入り込み、弁に付着することでおこります。発熱、手のひらや指先の赤い斑点などがみられ、入院して点滴で抗菌薬を投与することで治療します。原因不明の熱が続く場合、内科(循環器内科)を受診しましょう。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
おすすめのQ&A
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「感染性心内膜炎」とはどのような病気ですか?
心臓の内側の弁や筋肉などに感染が生じる病気です。
感染性心内膜炎の感染経路には何がありますか?
虫歯などの歯科治療、肺炎などの感染症、心臓の手術などによって血液の中に菌が侵入することで、心臓の内側の弁や筋肉へ感染します。
感染性心内膜炎の起因菌(原因菌)には何がありますか?
レンサ球菌、腸球菌、ブドウ球菌などが代表的です。
感染性心内膜炎の余命はどれくらいですか?
治療を行わなかった場合、発症から死亡までの期間は急性心内膜炎で1.5ヶ月とされています。
感染性心内膜炎を放置するとどうなりますか?
適切な治療を行わず放置した場合、心不全、敗血症など命に関わる合併症が引き起こされる場合があります。
感染性心内膜炎の場合、脳出血が起きることはありますか?
感染性心内膜炎の合併症として脳出血が起こる場合があります。
感染性心内膜炎による心臓の疣贅(ゆうぜい)とはなんですか?
感染性心内膜炎でみられる疣贅(ゆうぜい)とは、心臓の弁などにみられる血栓と細菌が混じった小さな塊です。
ストレスが原因で感染性心内膜炎になることはありますか?
心理的ストレスは直接的な発症原因にはなりませんが、免疫力低下が感染リスクを高める可能性は考えられます
感染性心内膜炎で心臓に菌が入るとどうなりますか?
感染性心内膜炎は心臓に菌が侵入して発症する病気です。場合によっては心不全などを合併します。
感染性心内膜炎が原因で心不全になることはありますか?
感染性心内膜炎では、心不全に陥る場合があります
感染性心内膜炎の場合、身体にはどんな変化がみられますか?
見た目でわかる症状には手足の皮疹や色の変化等がありますが、頻度は低いです。
症状について
感染性心内膜炎の原因や考えられる症状には何がありますか?
血液中に侵入した菌が、心臓の弁などに付着する事が原因となります。発熱や体重減少、疲労感などの症状を引き起こしますが、なかには脳梗塞による麻痺症状や、呼吸が苦しくなる等の心不全症状を引き起こすこともあります。
感染性心内膜炎には初期症状はありますか?
初期症状として、発熱や疲労感などがみられます。
感染性心内膜炎のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
感染性心内膜炎の末期症状はどのようなものがありますか?
適切な対応が行われなかった場合、全身性の塞栓症や心不全、敗血症など命に関わる合併症が引き起こされます
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