深部静脈血栓症のDダイマーが高いとどうなりますか?
Dダイマーが高いと深部静脈血栓症の可能性がありますが、他の病気でも上昇するため、追加検査が必要です。
深部静脈血栓症の場合、血栓ができ、その後溶ける際にDダイマーという物質が血液中に現れます。Dダイマーの値が高いと、最近血栓ができて溶けた可能性があることを示すため、血栓症の可能性が疑われます。
すでに深部静脈血栓症と診断されている状態でDダイマーが上昇している場合には、血栓が増えている可能性、治療が不十分な可能性などが疑われます。
しかし、Dダイマーは深部静脈血栓症だけでなく、肝疾患、外傷、炎症、がんなど、他の病気でも上昇することがあります。そのため、Dダイマーが高い場合でも、それだけで深部静脈血栓症の確定診断ができるわけではありません。
もしDダイマーが高く、深部静脈血栓症の可能性がある場合は、超音波検査やCT検査などの追加の検査が必要になります。
Dダイマーが上昇していなければ、深部静脈血栓症の可能性は低いと判断できるため、除外診断には非常に有用です。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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