強迫性障害は障害年金を受給できますか?
症状の重さや、日常生活や仕事への支障の程度によって、障害年金の対象となる場合があります。
障害年金は、病気やけがによって、日常生活や働くことに大きな支障が出ている場合に受け取れる公的な年金制度です。強迫性障害(OCD)も、その対象となる精神疾患のひとつに含まれています。
ただし、強迫性障害と診断されたら必ずもらえるわけではありません。障害年金を受け取れるかどうかは、強迫観念や強迫行為などの症状がどのくらい重く、それによって日常生活(食事、入浴、金銭管理など)や社会生活(仕事、学業など)が、どの程度困難になっているかによって判断されます。
この判断は、国が定めた基準に基づいて行われます。
申請するには、いくつかの条件があります。まず、初めて強迫性障害で病院にかかった日(初診日)がいつか証明できること、そして、その初診日までに一定期間、年金保険料を納めていることが必要です。
さらに、初診日から1年6ヶ月経った時点(またはそれ以前に症状が固定した場合)の障害の状態が、基準に該当すると医師が診断した診断書などを提出する必要があります。
手続きは少し複雑な場合もあるため、まずは年金事務所などに相談してみるのがよいでしょう。主治医にも相談して、ご自身の状況が申請の対象になりそうか確認してみてください。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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