瘢痕拘縮には初期症状はありますか?

関節周辺の傷跡が赤く盛り上がり、硬くなったり、皮膚が突っ張るように感じたりするのが初期の兆候です。

【初期の兆候】

瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)そのものは関節が動かしにくくなった状態を指しますが、その前段階として以下のような傷跡の変化が見られます。

  • 傷跡が赤く盛り上がる(肥厚性瘢痕の状態)
  • 傷跡の組織が硬くなる
  • 関節を動かす際に、皮膚が引きつれる・突っ張る感覚がある

【発生のタイミング】

火傷やケガが治って皮膚が閉鎖したあと、通常は数週間程度してからこれらの症状がはっきりと現れ始めます。 傷口の炎症がなんらかの理由で長引くと、傷跡が目立つようになり症状が進みやすくなります。

【進行を防ぐために】

こうした初期のサインが関節周辺で見られる場合、放置すると次第に関節の動きが制限される拘縮へと進行します。 この段階で、圧迫・固定療法やステロイド薬、リハビリ(運動療法)などの予防的な治療を行うことが有効です。

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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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