「瘢痕拘縮」とはどのような病気ですか?
ケガや火傷の跡が関節などで引きつれ、動かしにくくなる機能障害を伴う状態のことです。
【瘢痕拘縮とは】
ケガや火傷が治る過程で炎症が長引くと、傷跡が赤く盛り上がることがあります。 これが関節などの皮膚が強く引っ張られる場所にできると、傷跡が縮んで周囲の皮膚を引き込み、関節の動きを妨げてしまいます。 このような引きつれによって起こる動きの制限を「瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)」と呼びます。
【主な症状と評価】
- 関節が十分に曲がらない、伸ばせないなどの「機能障害」が現れます。
- 日常生活の動作(食事や着替えなど)に支障が出ることがあります。
- 診断では、関節の動く範囲(関節可動域)を測ったり、生活への影響を調べる専用の評価シートを使ったりします。
【治療と予防】
- 手術療法:完成してしまった拘縮には、傷の向きを変えるZ形成術や、皮膚を移植する植皮術・皮弁術などが有効です。
- 保存的療法:予防や補助的な治療として、専用のサポーター等での圧迫・固定、リハビリ(運動療法)、ステロイド薬などが用いられます。
- 経過観察:治療が終わったあとも、再発がないか1年半程度は様子を見る必要があります。
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(参考文献)
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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