ループス腎炎の場合、主にどのような治療をしますか?
ステロイド、ミコフェノール酸モフェチル、カルシニューリン阻害薬またはベリムマブの併用療法が選択されます。
ループス腎炎では、主に免疫抑制薬による治療が行われます。
かつては治療の中心はステロイドでしたが、長期化するとさまざまな副作用が問題となるため、他の免疫抑制薬を併用することが普通になっています。
ループス腎炎は病型や重症度に応じて治療の強度が異なります。
Ⅲ型・Ⅳ型(+Ⅴ型)はびまん性に組織が障害された型であり、ステロイドに加え、ミコフェノール酸モフェチル(MMF)やカルシニューリン阻害薬(タクロリムスやシクロスポリン)、生物学的製剤であるベリムマブなどが使用されます。
新規のカルシニューリン阻害薬であるボクロスポリンも効果が認められており、本邦でも2024年11月から使用が可能となっています。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
Antonis Fanouriakis et al.“EULAR recommendations for the management of systemic lupus erythematosus: 2023 update”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37827694/,(参照 2025-04-15).
.“New ACR guideline summary provides guidance to screen, treat, and manage lupus nephritis”.American College of Rheumatology.https://rheumatology.org/press-releases/new-acr-guideline-summary-provides-guidance-to-screen-treat-and-manage-lupus-nephritis,(参照 2025-04-15).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
ループス腎炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ