新生児の指しゃぶりはいつから始まりますか?
新生児の指しゃぶりは、生後数時間から自然にみられることがあります。
新生児の指しゃぶりは、生後数時間から、手や指を口に入れる動作としてみられることがあります。
ほとんどの新生児は、生後数時間以内に指しゃぶりを始めます。これは自然で本能的な生存行動であり、栄養補給(授乳)と、感情面での安心感を与える機能を果たす、反射的な行動です。
指しゃぶりは、原始反射(出生時から存在する自然な反射)のひとつである吸啜反射に由来します。これは、赤ちゃんが口に入ってきたものに吸いついてすする反射であり、授乳に不可欠です。妊娠15週目という早い時期から、お母さんのお腹の中で指しゃぶりの動きが観察されることが知られており、吸啜反射は妊娠32週から36週の間に発達すると言われています。
指しゃぶりは、乳児の自然な発達行動として、新生児期から見られることがあります。新生児は母乳や哺乳瓶での吸う動作を通じて安心感を得るため、自然と指を口に入れる習慣が芽生えることがあります。また、眠る前や退屈なときなどに指しゃぶりが見られることもあり、これは情緒の安定や自己調整の手段として重要です。
通常、この時期の指しゃぶりは、健康上問題となることはほとんどありません。生後数ヶ月で習慣化する場合もありますが、多くの子どもは成長とともに自然にやめることが多いです。家庭では、清潔に保ちながら見守ることが基本で、無理にやめさせる必要はありません。長期間続く場合や指先に炎症がある場合は、乳児健診や小児科で相談すると安心です。
この記事では一般的な医療情報をご紹介しています。一方で、医療AIパートナー「ユビー」を使うと、あなたの病状や状況に合わせて、より具体的で役立つ情報をお伝えできます。

指しゃぶりの悩みにユビーが答えるよ🌱
まずは気になる項目を選んでください
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえご利用ください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
Borrie FR et al. Interventions for the cessation of non-nutritive sucking habits in children. Cochrane Database Syst Rev. 2015, 2015, CD008694.
Gao C et al. Association between Non-nutritive sucking habits and Anterior open bite: A systematic review and meta-analysis. BMC Oral Health. 2025, 25, 1124.
小児科と小児歯科の保健検討委員会.“指しゃぶりについての考え方”.日本小児歯科学会.https://www.guide.metro.tokyo.lg.jp/trouble/tsume/pdf/06_01.pdf,(参照 2025-10-02).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
指しゃぶり
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです