指しゃぶりはいつまでにやめさせたほうがいいですか?

指しゃぶりは多くの場合自然にやめますが、永久歯が生える前までにはやめるのが望ましいです。

解説

一般的に、指しゃぶりをやめさせるのに推奨される年齢は4歳頃です。

指しゃぶりは乳幼児に自然に見られる行動で、多くの場合は成長とともに自然になくなります。しかし、4歳を過ぎても指しゃぶりを続ける習慣は、歯並びや顎の発達に悪影響を与える可能性があります。永久歯が生え始める5~6歳頃までには指しゃぶりをやめるのが望ましく、3~4歳頃からやめさせる努力を始めるのがよいでしょう。

子どもの年齢別対応に関しては、以下のとおりです。

  1. 乳児期:乳児の発達過程における生理的な行為として、そのまま経過をみてよいでしょう。
  2. 幼児期前半(1~2歳):遊びが広がり、昼間の指しゃぶりは自然に減少します。あまり神経質にならずに見守りましょう。
  3. 幼児期後半(3歳~就学前):永久歯が発育し始め、長時間の吸引圧が歯の成長に影響を及ぼす可能性があります。保育園、幼稚園で子ども同士の遊びなど、社会性が発達するにつれて自然に減少することも多いですが、続く場合にはやめる努力を始めましょう。
  4. 小学校入学後:この時期になっても指しゃぶりがみられる場合は、小児科医、小児歯科医、臨床心理士などの連携による積極的な介入が必要です。

3~4歳時点で、一日中頻繁にしている、吸い方が強くタコができている、保護者からみて指しゃぶりが非常に気になるなどの場合には、4~5歳時点で習慣化しないために、やめる工夫をゆるやかに始めましょう。歯並びに変化が見られる場合は、早めに小児科や歯科で相談すると安心です。

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公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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