血便はストレスと関係がありますか?
一部ストレスが関与していることがあります。
血便が出る原因はさまざまですが、一部ストレスが関与している場合があります。
例えば、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)では、心理的なストレスがかかると腸管神経系を通じて症状が悪化するという報告があります。
また、ストレスは以下のような経路を通じて間接的に血便のリスクを高める可能性があります。
1. 過敏性腸症候群(IBS)
ストレスはIBSの症状を悪化させ、腸の炎症や出血のリスクを高める可能性があります。
2. 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
ストレスは胃酸の分泌を増加させ、これらの潰瘍(粘膜や皮膚が深いところまで傷ついた状態になること)のリスクを高めることがあります。重症の場合、出血を引き起こす可能性があります。
3. 痔の悪化
ストレスによる便秘や下痢は、既存の痔を悪化させ、出血のリスクを高める可能性があります。
ただし、このような場合でも、血便を解消するためにはストレスへの対処に加えて原因となっている病気の適切な治療が必要です。まずは病院を受診して医師に相談しましょう。
医師の診断に基づいて、適切な治療とストレス管理の方法を決定することが重要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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