血便に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
原因がわかっていない場合には、一度病院への受診をおすすめします。
血便とは、便に血液が混ざることです。このような症状があると、腸のどこかで出血が起こっている可能性があります。
原因としては複数の病気が考えられ、頻度が高く危険性の少ないものとしては、痔核(いわゆる痔)があります。少量で真っ赤な血液が便に混ざる場合には痔核の可能性があります。
頻度が低いけれども危ない病気としては、大腸がんがあります。体重が減っている、便が細くなった、などの症状を伴う場合には消化器内科を受診し、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)などの検査で、がんが無いかの確認は行った方がよいでしょう。
便器が赤くなるほどの血便が、1日に何回も出るような場合には、腸から大量の出血をしている可能性があり、ただちに病院を受診することをおすすめします。貧血が強ければ輸血や、絶食点滴で腸を安静にする治療が必要になる場合があります。
このように程度や原因によって緊急性は異なりますが、血便に対して自分でできる対処法というのは多くありません。大腸がんの初期症状である場合もあるため、原因のはっきりしていない場合には消化器内科へ一度受診することをおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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