くしゃみをすると鎖骨が痛い場合、原因はなんですか?
筋肉や腱の炎症、肋軟骨炎、関節炎、神経圧迫などがくしゃみ時の鎖骨痛の主な原因です。
くしゃみは胸郭に強い圧力がかかり、鎖骨が痛むことも多いです。一般的な原因は、鎖骨周辺の筋肉や腱の炎症です。
胸鎖乳突筋、斜角筋、小胸筋などが凝っていたり、炎症を起こしていると、くしゃみの際の急激な筋肉の動きで痛みが誘発されます。
肋軟骨炎は胸骨と肋骨をつなぐ軟骨部分の炎症で、くしゃみや咳、深呼吸で胸郭が動く際に痛みを生じます。
胸部前面の痛みとして感じられますが、鎖骨周辺にも放散することがあります。
胸鎖関節や肩鎖関節の関節炎も原因となり、特に変形性関節症がある方は、くしゃみの衝撃で関節に痛みが生じることがあります。
また、胸郭出口症候群のような神経圧迫状態では、くしゃみによる姿勢変化や筋肉の収縮で神経への圧迫が増し、鎖骨周辺の痛みやしびれを引き起こすことがあります。
痛みが強い、長期間続く、または徐々に悪化する場合は、整形外科医の診察を受けることをおすすめします。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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