鎖骨の下が痛くて息苦しい原因は?腕を上げると鎖骨が痛むのはなぜ?治療法は?
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鎖骨の下の痛みと息苦しさがある場合、どんな病気が考えられますか?
鎖骨の下の痛みと息苦しさがある場合、どんな病気が考えられますか?
息苦しさがある場合、心臓や肺などの緊急性の高い病気の可能性もあります。
鎖骨の下が痛み息苦しさを感じる場合、緊急性の高い病気である可能性があります。痛みの性質、伴う症状、痛みが始まった状況などによって疑われる病気は異なります。
1. 内臓の問題
- 狭心症・心筋梗塞:心臓への血流が悪くなることで起こる病気です。胸全体が締め付けられるような痛みが出ることが多いですが、左肩や顎、鎖骨の下あたりに痛みが放散することもあります。冷や汗や息切れ、吐き気などを伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。
- 気胸:肺に穴が開き、空気が漏れる状態で、突然の胸痛や息苦しさが起こります。
- 胸膜炎:胸膜という肺を覆う膜が炎症を起こし、深呼吸や咳で痛みが強くなることがあります。
2. 骨の問題
- 肋骨骨折:鎖骨の下あたりを、直接ぶつけることで生じる可能性があります。深呼吸や腕を動かす動作で痛みが増します。
3. 神経の問題
- 頚椎椎間板ヘルニア:首の骨の間にあるクッションである椎間板が押し出されて、肩や腕、鎖骨周辺に痛みやしびれが出ることがあります。重症例では強い症状を引き起こすことがあり、息苦しさに近いものを感じる方もいます。
(参考文献)
日本整形外科学会.胸郭出口症候群.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/thoracic_outlet_syndrome.html(参照 2025-05-06)
日本整形外科学会.頚椎症性神経根症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html(参照 2025-05-06)
上田茂雄.頚椎椎間板ヘルニア.日本脊髄外科学会,https://www.neurospine.jp/original24.html(参照 2025-05-06)
日本循環器学会ほか.“急性冠症候群ガイドライン(2018 年改訂版)”..https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/11/JCS2018_kimura.pdf,(参照 2025-05-06).
日本呼吸器学会.“呼吸器の病気 G. 胸膜疾患 気胸”..http://www.jrs.or.jp/file/disease_g04.pdf,(参照 2025-05-06).
腕を上げると鎖骨が痛い場合、原因はなんですか?
腕を上げると鎖骨が痛い場合、原因はなんですか?
鎖骨の怪我や神経痛、肩の病気などの可能性が考えられます。
腕を上げると鎖骨に痛みを感じる場合、いくつかの原因が考えられます。どういった状況でどのような痛みを感じるのか、痛みを感じる場所、他の症状の有無などによって考えられる原因は異なります。
以下が考えられる主な原因です。
1. 外傷(怪我など)
- 鎖骨骨折:転倒や衝突などにより、鎖骨が折れている可能性があります。痛みや腫れを生じます。見た目の変形や腕を動かせないなどの症状が出ることもあります。
- 打撲や捻挫:鎖骨周辺を強くぶつけた場合、打撲による痛みが生じることがあります。腫れや内出血を伴うこともあります。
- 肩鎖関節脱臼:肩と鎖骨をつなぐ関節(肩鎖関節)の脱臼や捻挫でも、鎖骨周辺に痛みが出ることがあります。肩の痛みや動かしにくさ、鎖骨の外側の端が浮いて見えることもあります。
2. 神経系の問題
- 頸椎の問題:首の骨(頸椎)の加齢性の変形やヘルニアなどが原因で神経が圧迫されると、鎖骨周辺に痛みやしびれが出ることがあります。首を動かした際に痛みが強まる、肩こりがつらい方でこの可能性があります。
- 胸郭出口症候群:首から腕へ向かう神経や血管が、鎖骨と肋骨の間などの部位で圧迫されることで、腕や肩、鎖骨周辺に痛みやしびれ、だるさなどを引き起こす病気です。腕を上げていると症状が強まる場合が多いです。
3. 肩関節の問題
- 肩関節周囲炎(五十肩):肩関節の周りの組織が炎症を起こし、関節の動きが悪くなる状態です。腕を上げる動作が制限され、痛みが出ます。痛みが鎖骨周りに及ぶこともあります。
- 腱板損傷:肩を動かす重要な腱(腱板)が損傷している場合、腕を上げる際に痛みが出ます。
4.その他
(参考文献)
鎖骨が痛い場合の治療や予防方法には何がありますか?
鎖骨が痛い場合の治療や予防方法には何がありますか?
原因により異なりますが、多くの場合で安静、湿布、痛み止めの内服やリハビリなどが行われます。
前提として、まずは整形外科で適切な診断を受けることが重要となります。その上で、医師と相談して治療方針が決定されます。
よく行われる治療として、以下のようなものがあります。
- 患部の安静
- 湿布や冷却
- 痛み止めの内服
- リハビリテーション(ストレッチや筋力トレーニング)
- 姿勢の改善指導
予防方法としては、
- 正しい姿勢の維持
- 適度な運動とストレッチ
- 過度な負担を避ける
- 適切なウォーミングアップ
などが重要です。
(参考文献)
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編集・監修基準について
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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