足首が痛い場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
痛みが強くてほとんど歩けない場合や熱・赤みが強い場合には、すぐに整形外科を受診しましょう。
足首の痛みの診察は整形外科で行います。夜間や休日の診療では外科で対応する場合もありますので、病院へ問い合わせてみましょう。
症状に応じた受診の目安は以下のとおりです。
痛みが強くてほとんど歩けないような症状の場合
すぐに受診しましょう。スポーツや仕事でケガをした後などは骨折やアキレス腱損傷の可能性があり、重症の場合はすぐに固定などの処置が必要です。松葉杖を借りることで大分歩きやすくなる場合もあります。
皮膚の赤みが強い場合や、腫れとともに強い熱を持つ場合
細菌感染症の可能性があるためすぐに受診しましょう。高齢の方や糖尿病の治療中の方は特に注意が必要です。細菌感染症はすぐに抗生物質による治療を行うことで重症化を防ぐことができます。
ゆっくりであれば歩ける位の痛みの場合
2、3日様子をみることもできます。ただし、日に日に悪化するような症状の場合には早めに受診を検討しましょう。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08).
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