足首の痛みに効くストレッチはありますか?
ケガをしたばかりの場合はストレッチは避けましょう。治療後のスポーツ復帰の際には、ケガの予防にアキレス腱のストレッチが有効です。
ストレッチは足首の痛みに有効な場合と逆効果になってしまう場合があります。
以下のような場合に分けて行いましょう。
ケガの直後など強い痛みがある場合
骨折やアキレス腱損傷、捻挫などによる強い足首の痛みがある場合にストレッチを行うと、余計に症状が悪化する可能性があります。痛みが始まってから時間が経っていない場合にはストレッチは避けて、安静にしたりアイシングを行ったりしましょう。
足の病気が治り、筋肉が固まってしまっている場合
足の病気の治療後は、アキレス腱やふくらはぎまわりの筋肉が固くなり、スムーズな足首の運動が出来ないことがあります。この状態ですぐにスポーツに復帰するとケガにつながりやすいため、十分にストレッチを行い、元の動きを取り戻してあげることが重要です。
アキレス腱のストレッチは特に重要であり、十分に行うようにしましょう。具体的には、足を前後に大きく広げて、かかとが浮かないように気をつけながら前に体重をかけてアキレス腱を伸ばしましょう。反動をつけずに30秒ほどかけてゆっくりと伸ばすことが重要です。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08).
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