肩の痛みがある場合の、受診の目安を教えてください。
肩の痛みが眠れないほど強い場合などは受診しましょう。また、急激に痛くなった場合や、熱や腫れなどを伴う場合にも、受診を検討してください。
肩の痛みは多くの人が経験する痛みですが、状況によって受診の緊急性などは異なります。
早めに受診を検討したほうがよい場合
転倒など肩を強くぶつけてから痛みが起こった時
骨折や脱臼などが原因と考えられ、処置が必要になることがあります。
特に、内出血がある場合や見た目に変形している場合は、骨折や脱臼の可能性がより高くなります。
肩が急に腫れて熱を持ち、強い痛みがある時
感染症の可能性が考えられ、その場合は抗生物質による治療を早めに実施する必要があります。
糖尿病やがんの治療をしている方や、高齢の方では、感染症の可能性が高くなります。
肩をある方向に動かせなくなった時
治療を要する腱板断裂や神経障害の可能性があります。
特にしびれや感覚の低下がある時は、神経障害を考えます。
思わずうずくまるような非常に強い痛みが急激に生じた時
心筋梗塞や胆石・胆嚢炎など、早期に治療が必要な病気の可能性があります。
痛みの強さが肩の動きに関係なく、横になっていても肩の痛みを強く感じる場合、可能性が高くなります。
また、高血圧や高脂血症を含め、健康診断で心臓や胆のうの病気に関してリスクを指摘されたことがあれば、さらに可能性は高まります。
早めではないが受診が勧められる場合
一般的な肩の痛みの原因として、腱板(けんばん)周囲における炎症などの障害や、首への負担が挙げられます。これらによって、肩周囲の筋肉の張りや痛みを感じることも多いです。
こうしたケースでは、痛みが苦痛である場合や、1〜2週間様子を見ても症状が改善しない場合に、受診を検討しましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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