肩の痛みがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/06/19
「肩の痛みがある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
肩の痛みがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「肩の痛みがある」はどんな症状ですか?
肩の痛みがあるとは
「肩の痛みがある」に関連する主の病気には、骨粗しょう症、神経障害性疼痛、慢性疼痛などがあります。
「肩の痛みがある」に関連する症状はありますか?
「肩の痛みがある」のQ&A
- A.
肩や首に負担のかかる動作を避けることで改善する可能性があります。医療機関を受診の上、日常生活上の工夫について相談してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るまずは医療機関を受診して診断を確定させることが重要です。長引く痛みを感じたら、一度整形外科を受診しましょう。
長引く痛みの原因の多くは、肩関節周囲炎(五十肩)や腱板(けんばん)損傷、変形性頚椎症です。これらの病気であれば、薬やリハビリで症状が改善することが一般的です。
ただし、日常生活においても、肩や首に負担をかけないよう気をつける必要があります。具体的には、肩より高く手を上げる作業は肩に負担がかかり、痛みが続く原因となります。また、長時間の同じ姿勢でのデスクワークや、上を向いて行う動作は首に負担がかかり、同じように痛みが続く原因となります。
日常生活で思い当たる動作がないか確認し、避けられるように工夫してみましょう。 - A.
肩の高さより上に重いものを持ち上げる、反復作業をするなどが原因となります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩の痛みの原因となる病気はいくつがありますが、その多くは腱板(けんばん)という肩の周りの筋肉に負荷がかかることで生じます。負荷のかかる動きとしては、以下のようなものが挙げられます。
肩より高い位置での作業
腱板に負荷がかかる代表的な動作が、肩の高さより上での作業です。
建設作業や運搬業に従事する方が、高いところへ重いものを持ち上げるなどの作業を繰り返したり、美容師・理容師の方が高い位置でハサミを用いるなどして反復作業を行ったりすることで、腱板を痛めてしまうケースは多くあります。狭い場所における窮屈な姿勢での作業
狭い場所において窮屈な姿勢で作業を続けることも、腱板への負荷の原因となります。
スポーツでの動作
スポーツでは、頭より高く手を持ち上げる動作が肩を痛めやすいとされます。特に、水泳や野球、テニス、バレーボールなどではそのような動作が起こりやすいため、注意が必要です。
- A.
肩やその周辺に痛みが生じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る文字通り、肩の周りに痛みを感じることを「肩の痛み」と言います。痛みの範囲は広く、腕の付け根やその周りの筋肉だけではなく、鎖骨や肩甲骨とその周りの筋肉の痛みも含みます。
一般的には肩を動かした時に痛みを感じ、ある角度以上に動かそうとすると痛みがより強くなったりそれ以上は動かせなかったりします。夜寝ている時に痛みを感じることもあります。
怪我やスポーツなど、痛みの始まりに覚えがある場合と、特にきっかけが思い当たらない場合があります。 - A.
治療が必要な肩の痛みの場合もあるため、痛みが続く場合には病院を受診しましょう。
解説さまざまな原因で肩の痛みが生じます。治療が必要な肩の痛みの場合もあるため、痛みが続く場合には病院を受診しましょう。
肩に痛みを感じる原因にはいくつか種類があります。骨や関節、筋肉、神経だけではなく内臓に原因となる異常が生じることで痛みを感じている可能性もあります。
スポーツや事故でケガをしてから痛みが始まった場合、強い痛みが続く場合には骨折や腱板損傷の可能性があります。必ずしも手術は必要ありませんが、固定などの処置やリハビリが重要となる場合があります。
肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩そのものに痛みの原因があることが多いです。
一方で、肩の動きと関係なく痛みを感じる場合には、肩以外の場所に病気がある可能性があります。
一般的に多いのは首に原因がある場合です。通常は首や肩甲骨、腕のように広い範囲で痛みやしびれを感じます。首を動かした際に症状がつらくなる場合が多いです。首のヘルニアが原因の場合、強い肩の痛みが1〜2ヶ月続くこともあります。
肩や首の動きと関係なく肩の痛みを感じる場合には、内臓の病気の可能性も否定はできません。例えば、胆のう炎や心筋梗塞などの病気があります。
これらは通常、かなり強い痛みを伴うこと、お腹や胸にも症状がみられることから、首や肩の病気と区別がつくことが多いです。
このようにさまざまな病気が原因で肩の痛みを生じている可能性があり、なかには早急な治療が必要なものもあります。症状が続く場合には一度病院を受診して原因をはっきりさせましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“頚椎症”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_012.pdf,(参照 2024-10-09).
- A.
肩や首を動かした際に症状が強くなるようなら、まずは整形外科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般的には整形外科、症状によっては救急外来や内科の受診を推奨します。
肩や首を動かした際に痛みが悪化する場合
肩の周りの構造に問題があるか、首の神経症状として痛みが起こっている可能性があります。整形外科を受診するようにしましょう。
肩や首を動かさなくても痛みに強弱の波がある場合
内臓が原因で肩の痛みを感じている可能性があります。
特に、思わずうずくまるような強い痛みが急激に始まった場合には、心筋梗塞や胆のう炎・胆管結石などのおそれがあります。高血圧や高脂血症を含め、健康診断で心臓や胆のうについて危険性を指摘されたことがある方は、とりわけ注意が必要です。
症状が強ければ救急外来を、弱くても一度早めに内科を受診しましょう。 - A.
痛みのきっかけや発症時期、痛む場所、どれほどの強さでどのように痛むのか、他の症状があるかなどをなるべく具体的に話してみましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る受診の際には、下記の点を中心になるべく具体的に話してみましょう。
痛みのきっかけや発症時期
急激に始まった強い肩の痛みは、早期に治療を開始すべき病気が原因である可能性があります。いつから始まったかをまず伝えましょう。
また、転倒した・強打した・強くひねったなどの後に強い痛みが始まった場合、骨折や脱臼を起こしていて処置が必要となることがあります。思い当たるきっかけがあれば医師に伝えましょう。痛む場所
肩の痛みは、痛む部位によって原因となっている病気や対処が異なります。腕の付け根が痛いのか、周辺の筋肉が痛いのか、鎖骨や肩甲骨など付け根から少し離れた場所に痛みを感じるのかなど、範囲を絞って伝えてみましょう。
肩以外の部位にも痛みを感じる時は、それも伝えてください。首や手に痛みやしびれを感じる場合、首に原因がある可能性があります。また、胸やお腹にも症状を感じる場合、内臓の病気の可能性もあります。どれほどの強さでどのように痛むのか
痛みが強いほど重症度が高いことが多いです。軽い痛みなのか、激しい痛みなのかを伝えましょう。
肩の周りに原因がある場合、肩を動かしている際に痛みが強まることが一般的です。肩を動かしていない時にも痛みに強弱の波がある場合には、首や内臓など肩以外の場所に原因がある可能性も疑われます。ただし、夜間寝ているときに肩の痛みを感じる場合には、肩関節周囲炎(五十肩)の可能性も考えられます。どのような時に痛みが強まるかを伝えましょう。他に症状があるか
肩の痛み以外の症状によって原因が推測できることもあるため、必ず伝えるようにしましょう。
肩を動かすと脱臼しそうな場合
肩をある角度に動かした時に脱臼しそうな不安を感じる場合、肩関節が不安定になっている可能性があります。
肩以外にも手や肘に動かしにくさなどある場合
首や脳などが原因の神経障害の可能性があります。
熱がある、皮膚が赤くなっているなどの症状がある場合
肩関節の細菌感染症の可能性があります。場合によっては、抗生物質による早急な治療が必要です。
肩以外の関節にも痛みや腫れがある場合
関節リウマチなどの膠原病の可能性があります。
体重が減った、咳や息苦しさがあるなどの場合
内臓の病気やがんの可能性があります。
- A.
肩の痛みが眠れないほど強い場合などは受診しましょう。また、急激に痛くなった場合や、熱や腫れなどを伴う場合にも、受診を検討してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩の痛みは多くの人が経験する痛みですが、状況によって受診の緊急性などは異なります。
早めに受診を検討したほうがよい場合
転倒など肩を強くぶつけてから痛みが起こった時
骨折や脱臼などが原因と考えられ、処置が必要になることがあります。
特に、内出血がある場合や見た目に変形している場合は、骨折や脱臼の可能性がより高くなります。肩が急に腫れて熱を持ち、強い痛みがある時
感染症の可能性が考えられ、その場合は抗生物質による治療を早めに実施する必要があります。
糖尿病やがんの治療をしている方や、高齢の方では、感染症の可能性が高くなります。肩をある方向に動かせなくなった時
治療を要する腱板断裂や神経障害の可能性があります。
特にしびれや感覚の低下がある時は、神経障害を考えます。思わずうずくまるような非常に強い痛みが急激に生じた時
心筋梗塞や胆石・胆嚢炎など、早期に治療が必要な病気の可能性があります。
痛みの強さが肩の動きに関係なく、横になっていても肩の痛みを強く感じる場合、可能性が高くなります。
また、高血圧や高脂血症を含め、健康診断で心臓や胆のうの病気に関してリスクを指摘されたことがあれば、さらに可能性は高まります。早めではないが受診が勧められる場合
一般的な肩の痛みの原因として、腱板(けんばん)周囲における炎症などの障害や、首への負担が挙げられます。これらによって、肩周囲の筋肉の張りや痛みを感じることも多いです。
こうしたケースでは、痛みが苦痛である場合や、1〜2週間様子を見ても症状が改善しない場合に、受診を検討しましょう。 - A.
冷やしたほうが良い場合と温めたほうが良い場合とに分かれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛み止め(消炎鎮痛剤)の使用が有効な場合が多いです。冷やしたほうが良い場合と、温めたほうが良い場合とは状況によって分かれます。
肩を動かすことができないような強い痛みの場合を除いて、一度痛み止めを使用してみることも有効な場合があります。市販薬で痛み止めとして飲み慣れたものがあれば、それを使用しましょう。肩こりや五十肩といった一般的な原因による肩の痛みであれば、すぐに効果がみられます。
痛み止めを使用してもほとんど痛みが変わらない場合は、内臓の病気などの可能性もあるため、早めに病院を受診しましょう。
ケガをした直後など、痛みが始まってから時間が経っていない場合には冷やしたり湿布を使用したりすることで症状の緩和が期待できます。
一方で、肩こりや五十肩などによる明確にはいつ始まったか分からない長引く肩の痛みでは、肩を温めることで筋肉の緊張が緩和し、血流がよくなることで回復が促される場合があります。
温めてみて楽に感じるような場合では、お風呂や温めたタオルで肩を温めてみましょう。 - A.
適切なストレッチにより肩の痛みが改善することが期待できます。強い痛みが落ち着いてから行うようにしましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩の痛みは、筋肉や靱帯・関節が原因で生じる場合が多いです。
この場合、首や肩の筋肉を適切にストレッチすることで症状が和らぐことが期待できますので、図のようなホームエクササイズを取り入れてみましょう。
ただし、もし急に痛みが強まるなどの症状の悪化があれば医療機関で相談しましょう。 - A.
ストレッチや適度な筋力トレーニングによって、頚肩腕症候群(肩こり)の症状が改善することがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩こりの原因としては、長時間のデスクワークやスマホ作業が挙げられます。同じ姿勢で長時間座り続けないように心がけましょう。また、なるべく背筋を伸ばして正しい姿勢を保つことも重要です。
なお、肩こりによる肩の痛みを感じやすい筋肉は僧帽筋です。そのため、僧帽筋をストレッチすることで症状が緩和されることがあります。首の病気によってはストレッチする方向を間違えると症状が悪化するおそれがあるため、自分でストレッチをする際には、首を動かさないストレッチから試してみましょう。ストレッチのやり方
ストレッチその1
①両肘を曲げ、肘を後ろに引いて肩甲骨を寄せます。息をゆっくり吸いながら行うと、肩甲骨が寄りやすいです。
②十分に肩甲骨が寄ったら、今度は肩甲骨を離すように、肘を曲げたまま両腕を体の前で合わせます。肩甲骨を離す時は、ゆっくりと息を吐き出すのがポイントです。ストレッチその2
①胸を張りながら両肘を曲げて、指先で両肩を触るようにします。
②指が離れないように気をつけながら肘を回します。前方に5回、後方に5回を目安に動作を行ってください。勢いをつけずにゆっくり回しましょう。 - A.
痛みが強い場合には、鎮痛剤を使用しましょう。症状が長引くようであれば医療機関を受診してください。
解説肩の痛みは、コロナワクチン接種後の副反応の一種である局所反応に分類されます。この反応が起こるのは、ワクチンによって体にコロナウイルスへの免疫がつく際に起こる免疫反応と考えられています。一般的には自然に軽快するため心配はありません。
ただし、耐え難い痛みについては、痛み止めの使用を我慢しなくて大丈夫です。よく用いられるのは、アセトアミノフェンの飲み薬です。痛み止めを使うほどではない場合には、保冷剤などで冷やすのも有効です。
腫れや痛みは1週間程度続くこともあります。それ以上経過しても改善が見られないといった場合には、医療機関を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省. “新型コロナワクチンQ&A”. 新型コロナワクチンについて. https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/, (参照 2023-02-21).
- A.
高いところに手を持ち上げて行う作業をなるべく避けましょう。また、デスクワークで長時間同じ姿勢を取らないようにし、定期的にストレッチなどを行いましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般に肩の痛みの原因として多いのは、腱板(けんばん)周囲の病気と首に関連した病気です。
腱板に負担のかかる動作
腱板に負担がかかりやすい動作として、肩より高く手を持ち上げた状態での作業があります。具体的には、重いものを棚の上に持ち上げたり、本棚の高い段を整理したりといった作業が挙げられます。これらの作業を行う際は踏み台などを利用して、高く腕を上げなくて済むように工夫しましょう。
また、頭より手を高く持ち上げる動作が求められるスポーツでは、肩への負荷が大きくなります。特に水泳や野球、テニス、バレーボールでは注意が必要です。首に負担のかかる動作
首に負担がかかりやすい作業としては、デスクワークや上を向く作業が挙げられます。作業が長時間にわたるほど、より負担は大きくなります。特にデスクワークは自然と長時間作業となってしまうことが多いため、立つ・歩く時間を意識的に設けるようにしましょう。
- A.
ストレスが原因で肩が痛くなる代表的なものに肩こりがあります。
解説はい、精神的なストレスが原因で肩の痛みを感じる可能性はあります。代表的なものに肩こりがあります。
精神的なストレスにさらされると、身体は緊張状態を保とうとします。
これは自律神経のひとつである交感神経が常に興奮している状態です。この間、首まわりの筋肉は緊張し、近くを通る血管は収縮した状態が続きます。
肩こりとは、肩のまわりの筋肉の張りが強くこっていることにより痛みなどの不快感が続いている状態です。
精神的なストレスがたまりやすい状況では、自律神経の異常が起こるため、肩こりが続きやすくなります。
また、長時間同じ姿勢でデスクワークをしていたり、文章の読み書きを続けたりすることで首や目に負担がかかります。よって、首や目のまわりの筋肉が緊張しやすくなり、肩こりにつながります。
運動不足も同様に、肩こりの原因とされます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.「肩こり」.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html(参照 2024-10-09)
- A.
がんが骨に転移することで、肩が痛むことがあります。体重減少や食欲不振などの症状もあれば、内臓のがんの可能性にも注意しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩の痛みは、原因が肩にある場合と肩以外の場所の病気が原因で生じる場合があります。
がんはまわりの構造を壊す性質があり、このときに痛みが生じます。
肩だけではなく首や横隔膜のまわりの内臓にがんができたときには、肩に強い痛みを感じる可能性があります。肩や首に生じるがん
骨腫瘍
上腕骨や肩甲骨、鎖骨といった肩のまわりの骨や頚椎(首の骨)にがんが生じることで肩に痛みを感じる場合があります。骨の細胞ががんになることはあまり多くなく、内臓に出来たがんが骨に転移している場合がほとんどです。
骨腫瘍は、それだけでも痛みの原因となりますが、骨折を起こしたり、大きくなったがんが腕や首の神経を圧迫したりすることでさらに強い痛みにつながります。脊髄腫瘍
首の脊髄にがんが出来ることがあります。骨の場合と同様に、神経そのものががんとなる場合と、内臓にできたがんが転移してくる場合があります。急に大きくなる場合は、手足の麻痺につながる場合があります。
内臓にできるがん
肺がんや肝臓がん・すい臓がんなど
胸膜や横隔膜のまわりにはさまざまな内臓があります。これらの内臓にがんができて、横隔膜を傷つけると肩に痛みを感じる場合があります。
お腹の痛みや嘔気・下痢のような内臓の症状が続く場合や、短期間で体重が大きく減った、食欲が全くない、原因のはっきりしない熱が続くなどの症状がある場合にはがんの可能性に注意しましょう。 - A.
肩や首の病気が原因で痛みを感じていることが多いです。安静にしていても痛みが強い場合は、心臓や肺など内臓の病気が原因となる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る左肩の痛みには、肩の周りの筋肉や骨に原因がある場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。
肩や首の問題
左肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩まわりの筋肉や骨の問題であることが多いです。首を動かした際に痛みが強まる場合は、首の神経に問題がある可能性があります。
運動や仕事によって首や肩に負荷が蓄積することが原因となっている場合も多くあります。肩関節周囲炎
肩のまわりの筋肉や腱、骨、軟骨といった構造に炎症が生じるため、肩に痛みを感じます。治療に時間を要することが多いです。
骨折
上腕骨や肩甲骨、鎖骨の骨折では、肩に強い痛みを感じます。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨の間のクッション(=椎間板)が傷む病気です。傷んで変形した椎間板によって、左の肩につながる神経が傷害され痛みを感じます。
頚椎症
首の神経のまわりの骨や軟骨・靱帯といった構造物が年齢とともに変形して、肩や腕へつながる神経を圧迫する病気です。
横隔膜に近い内臓の問題
首や肩の動きに関係なく、安静にしていても肩の痛みが強い場合では内臓の病気の可能性も否定はできません。
内臓によっては、病気によって左肩に痛みを感じることがあります。
これを関連痛といい、胸膜・横隔膜周辺にある内臓の影響で肩に痛みを感じる可能性があります。右肩の痛みと違って、胆のうの病気の可能性は低いとされます。
左の胸膜・横隔膜に近い内臓には、心臓や肺があります。これらの内臓の病気によっては、左肩に痛みを感じる場合があります。心臓の病気
心臓の血流が悪くなる病気である狭心症や心筋梗塞では、肩に激痛を感じる場合があります。大動脈解離という、大動脈が裂ける病気でも同様に強い痛みを肩に感じる場合があります。
肺の病気
左の肺での、肺炎や肺がん、気胸(肺に穴が開いてしまい、肺が膨らまなくなる病気)などの肺の病気が原因となることがあります。
- A.
首の病気が原因になっていることが多いです。痛み止めや筋肉の緊張を和らげる薬、ビタミン剤などが有効な場合があります。
解説肩の付け根が痛む原因として多いものは、首の病気が考えられます。
首の病気では、肩の病気が原因の場合と異なり、肩を動かしてもあまり痛みが強まらないことや、肩の動きが制限されずに最後まで腕を上にあげることができる場合が多いです。
首の病気の代表例には以下のようなものがあります。頚椎症
首のまわりにある骨や軟骨・靱帯などが年齢とともに変形することで神経が圧迫を受ける病気です。首や肩の付け根、肩甲骨、腕や手にしびれや痛みを感じます。
デスクワークが長い、立ち仕事が長い、上を向く作業が多いなどに当てはまる場合には、病気が進行しやすい場合があり注意が必要です。頚椎椎間板ヘルニア
首の骨と骨の間にある椎間板とよばれるクッションが変形し、飛び出す形で首の神経を圧迫します。スポーツや重量物を扱う作業がきっかけとなって突然始まることもありますが、特に原因がないこともあります。発症初期には痛みの程度がかなり強いことがあります。
上記の病気については、痛み止めや筋肉の緊張をほぐす薬、ビタミン剤、神経の興奮を抑える薬などが用いられることが多いです。痛み止めについては、市販のものから試してみても良いでしょう。
頻度は高くありませんが、肩のつけ根が痛むときには他にも骨折や細菌感染症、腫瘍(腫れ物やしこり)などの場合があります。
痛みやしびれなどの症状が続く場合には整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“頚椎症”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_012.pdf,(参照 2023-12-27).
- A.
肩まわりの骨や筋肉、腱の損傷が多いですが、心筋梗塞や胆嚢の病気の可能性もあります。骨や筋肉が原因の場合、ストレッチや生活習慣の改善が重要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩甲骨の痛みには、肩の周りの筋肉や骨に原因がある場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。治し方については、原因によってそれぞれ治療法が異なるので医師の診察を受けることをおすすめします。
肩や首の問題
肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩まわりの筋肉や骨の問題であることが多いです。一方で、首を動かした際に痛みが強まる場合には、首の神経に問題がある可能性があります。どちらも、仕事や運動によって首や肩に負荷が蓄積することが原因になっている場合も多くあります。
関連する病気には以下のようなものがあります。肩関節周囲炎
肩のまわりの筋肉や腱、骨、軟骨といった構造に炎症が生じるため、肩に痛みを感じます。治療に時間を要することが多いです。
骨折
肩甲骨の骨折では、強い痛みを感じます。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨の間のクッション(=椎間板)が傷む病気です。傷んで変形した椎間板によって、肩甲骨につながる神経が傷害され痛みを感じます。
頚椎症
首の神経のまわりの骨や軟骨・靱帯といった構造物が年齢とともに変形して、肩甲骨へつながる神経を圧迫する病気です。
このような肩や首の病気が原因となって肩甲骨の痛みが生じている場合には、なるべく首や肩に負担をかけないような生活を心掛けることが重要です。
仕事や家事の際には正しい姿勢に気を付けて長時間同じ姿勢が続かないように気を付けましょう。運動不足にならないようにウォーキングやジョギング、ストレッチなど適度な運動を心掛けることも重要です。胸膜・横隔膜に近い内臓の問題
首や肩の動きに関係なく、安静にしていても肩の痛みが強い場合では内臓の病気の可能性も否定はできません。
特に肺は肩甲骨に近い場所にあるため、肺の病気が原因の場合に注意が必要です。
内臓によっては、病気により離れた場所である肩甲骨に痛みを感じることがあり、これを関連痛といい、胸膜・横隔膜周辺にある内臓の影響で肩甲骨に痛みを感じる可能性があります。
このような内臓には、心臓や肺、胆のうがあり、以下のような病気があります。肺の病気
肺炎や肺がん、気胸(肺に穴が開いてしまい、肺が膨らまなくなる病気)などの肺の病気が原因となることがあります。特に肺の後ろの方に病気がある場合、肩甲骨近くに痛みを感じることが多くなります。
心臓の病気
心臓の血流が悪くなる病気である狭心症や心筋梗塞では、肩に激痛を感じる場合があります。大動脈解離という、大動脈が裂ける病気でも同様に強い痛みを肩に感じる場合があります。
胆のうの病気
胆のうは体のやや右側にあります。胆のう結石(胆のう内に石が出来た病気)や胆のう炎(胆のうに炎症を起こした病気)が原因となる場合があります。
これらの内臓の病気の場合には、内科を受診し治療を受けることが重要です。 - A.
肩こりや首のつけ根の痛み、頭痛を感じます。骨や軟骨の変形がすすむと、腕や手に痛みやしびれを感じるようになります。
解説首の骨には本来自然な弯曲があります。
ストレートネックとは、この弯曲がなくなって首の骨が真っすぐにみえる状態を指します。弯曲が無くなる分、頭がからだの前方に倒れてくるため、重い頭を支えるための負担が首にかかりやすくなります。猫背などの悪い姿勢が続いてストレートネックの状態が続くことで首への負担が蓄積すると、肩こり、首のつけ根の痛み、頭痛といった症状につながります。
ストレートネックにより首に負担がかかり続けると、首の骨や軟骨が変形してしまう頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどの病気の原因となる場合があります。これらの病気ではストレートネックと同様の肩こりや首の付け根の痛みに加えて、腕や手につながる神経が圧迫されて痛みやしびれを感じるようになります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本整形外科学会.“頚椎症”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_012.pdf,(参照 2023-12-27).
- A.
肩や首の病気が原因で痛みを感じていることが多いです。安静にしていても痛みが強い場合は、心臓や胆のうなど内臓の病気が原因となる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る右肩の痛みの原因には、肩の周りの筋肉や骨に原因がある場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。
肩や首の問題
右肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩まわりの筋肉や骨の問題であることが多いです。首を動かした際に痛みが強まる場合は、首の神経に問題がある可能性があります。
肩関節周囲炎
肩のまわりの筋肉や腱、骨、軟骨といった構造に炎症が生じるため、肩に痛みを感じます。治療に時間を要することが多いです。
骨折
上腕骨や肩甲骨、鎖骨の骨折では、肩に強い痛みを感じます。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨の間のクッション(=椎間板)が傷む病気です。傷んで変形した椎間板によって、右の肩につながる神経が傷害され痛みを感じます。
頚椎症
首の神経のまわりの骨や軟骨・靱帯といった構造物が年齢とともに変形して、肩や腕へつながる神経を圧迫する病気です。
胸膜・横隔膜に近い内臓の問題
首や肩の動きに関係なく、安静にしていても肩の痛みが強い場合では内臓の病気の可能性も否定はできません。
内臓によっては、病気によって右肩に痛みを感じることがあり、これを関連痛といい、胸膜・横隔膜周辺にある内臓の影響で肩に痛みを感じる可能性があります。
胸膜・横隔膜に近い内臓には、心臓や肺、胆のうがあり、これらの内臓の病気によっては、右の肩に痛みを感じる場合があります。心臓の病気
心臓の血流が悪くなる病気である狭心症や心筋梗塞では、肩に激痛を感じる場合があります。大動脈解離という、大動脈が裂ける病気でも同様に強い痛みを肩に感じる場合があります。
肺の病気
右の肺での、肺炎や肺がん、気胸(肺に穴が開いてしまい、肺が膨らまなくなる病気)など肺の病気が原因となることがあります。
胆のうの病気
胆のうは体のやや右側にあります。胆のう結石(胆のう内に石が出来た病気)や胆のう炎(胆のうに炎症を起こした病気)が原因となる場合があります。
- A.
肩関節周囲炎や腱板(けんばん)断裂、頚椎症などの病気が考えられます。頻度は少ないですが、関節リウマチも可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような病気が考えられます。
肩関節周囲炎
痛みが長引くことがある代表的な肩の病気に、肩関節周囲炎があります。俗に五十肩と呼ばれます。
この病気は、名前の通り肩関節の周りの構造に炎症が生じ、それが長期化して関節の動きが固くなることで、痛みや動かしにくさが長く続く病気です。はっきりと原因は分かっていませんが、中高年の方でよく見られます。症状は長引きやすいですが、自然に良くなることが一般的な病気です。腱板断裂
肩関節周囲炎と似た症状を起こす病気に、腱板(けんばん)断裂があります。軽い怪我の後に、肩を動かす際の痛みが続く病気で、中高年以上の方に多く見られます。
肩関節周囲炎とは、関節の動きが全体的には固くならない点や、時間が経つと動かす時の痛みが強くなることがある点が異なります。診断にはMRIが有用です。変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなど
肩ではなく首が原因で長期間にわたる肩の痛みを感じることもあります。代表的な病気は、変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアです。首を動かした際に痛みが増す場合や、肘や手に痛みやしびれを感じることがある場合、これらの病気を疑います。
長時間のデスクワークに従事している方や、上を向く作業の多い仕事についている方は、注意が必要です。関節リウマチ
手や膝など肩以外の関節にも腫れや痛みを感じる場合、関節リウマチの可能性があります。MRIや血液検査でチェックした上で診断します。
- A.
首の病気が原因の場合も多くあります。稀ですが、心筋梗塞や胆嚢炎といった内臓の病気によって肩の痛みが生じることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩そのものに原因がなくても、肩に痛みを感じることがあります。
首に原因がある場合
首周囲の神経痛として、肩に痛みを感じるケースが多くあります。肩を動かした時よりも首を動かした時に症状が強く出る、肩や腕にしびれを感じる、肘より下に症状を感じるといった場合などに、首の病気を考えます。具体的には、変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
内臓に原因がある場合
頻度は少ないですが、横隔膜周囲の内臓の痛みを肩に感じることがあります。首や肩を動かさず安静にしていても痛みに強弱の波があり、首や肩の動きに全く問題がない場合には、内臓の痛みの可能性を考えます。
具体的には、心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気、胆管結石や胆のう炎、気胸や肺がんなど肺の病気などで、肩に痛みを感じることがあるとされます。健康診断や持病の治療中に、心臓や胆のう、肺の病気リスクを指摘されたことのある方は、特に注意が必要です。 - A.
40~50代で肩の痛みや腕が上がらない、手が後ろに回せない等の症状がある場合、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る四十肩・五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。この病気の原因ははっきりしていませんが、長期間続く炎症で肩関節の周りの構造の動きが悪くなり、どの方向にも腕が動かしにくくなることが特徴です。特に、上着を着る時の方向の動きが悪くなり、着替えがしづらくなります。寝ている時に痛みが出やすいのも特徴の一つです。
四十肩・五十肩は、名前の通り40〜50代に多い病気です。ただし、それ以外の年齢でも腱板(けんばん)断裂などの他の病気によって似たような症状になることがあります。腱板断裂では、時間とともに徐々に痛みが増していく場合があります。
四十肩・五十肩や腱板断裂が疑われる際は、整形外科を受診しましょう。 - A.
肩の関節や筋・腱が原因である場合と、その他の場所に原因があって痛みを感じている場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肩の痛みには、肩の関節や筋、腱が原因の場合と、肩以外の場所に原因がある場合があります。肩を動かした際に痛みが強まる場合は、肩の周りの問題であることが多いです。
肩の関節周りの問題
- 腱板(けんばん)障害:腱板炎や滑液包炎、インピンジメント症候群、腱板断裂
- 腱炎:上腕二頭筋腱長頭炎、石灰沈着性腱板炎
- 関節障害:肩関節周囲炎(五十肩)、変形性肩関節症、変形性肩鎖関節症
- 脱臼:肩関節、肩鎖関節
- 骨折:上腕骨、鎖骨、肩甲骨
肩以外の場所の問題
- 関連痛(頚椎由来):変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア
- 関連痛(横隔膜周囲の病気):心筋梗塞、狭心症、胆管結石・胆嚢炎、気胸
- リウマチ性多発筋痛症
- 肺がん:原発性、転移性
- A.
湿布の効果は個人差があるため、症状が改善しない場合は診察を受けましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛み止めの飲み薬やリハビリ、ストレッチについては、有効性を裏付けるデータが報告されています。一方、肩こりに湿布が有効であることを示すはっきりとしたデータはありません。
ただし、湿布はかぶれを除けば副作用が出にくいため、副作用で飲み薬が飲めない方や、リハビリにこまめに通うことができない方にとっては、選択肢の一つとなります。効果については個人差があるため、漫然と使うことは避けましょう。
湿布を用いても症状が改善しない場合は、早めに医師の診察を受けるようにしてください。 - A.
消炎鎮痛剤などの痛み止めや、神経痛に効果的な飲み薬が有効なことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛みの原因となっている病気にもよりますが、消炎鎮痛剤などが有効です。
消炎鎮痛剤
腱板(けんばん)などの筋肉や腱、関節の中の炎症には、炎症を抑える効果のある痛み止め(消炎鎮痛剤)の内服が有効な可能性があります。
この薬は、一般的に腎臓や胃腸に負担がかかることが多いため、医師の指示に従いましょう。その他の薬剤
首が原因で肩の痛みを生じている場合には、上の消炎鎮痛剤の他、神経痛に特化した薬や筋肉を弛緩する薬、神経の回復を早めるビタミンBの薬が処方されることがあります。
神経痛に特化した薬には眠気やふらつきが出やすいことがあるため、用量に注意して使用しましょう。
なお、転んだ後に強い痛みが起こった場合、骨折や腱板断裂の可能性があります。
処置が必要になることが多いため、薬で痛みを抑え込むのではなく、一度整形外科を受診しましょう。
肩の痛みがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
肩の痛みがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 朝方に、手や指が1時間くらいこわばることがありますか?
- 腕を自力で上げるより、反対の手で支えて上げた方が痛みは軽いですか?
- 肩が夜に寝ているときにずきずき痛むことがありますか?
- 腕・肩を動かしたときに痛みが悪化しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科