「尿閉」とはなんですか?
膀胱に尿が十分にたまっていても、まったく排尿できない、または非常に出しにくい状態を指します。
通常、排尿時には膀胱の出口が広がり、膀胱が収縮することで尿がスムーズに排出されます。しかし、なんらかの原因でこれらの機能や連携がうまく働かなくなると、尿が出せなくなります。
尿閉(にょうへい)には、急性尿閉と慢性尿閉の2種類があります。
急性尿閉
強い下腹部の痛みや膨満感を伴います。膀胱が尿でパンパンに膨らみ、下腹部を押すとかなり強い痛みを感じるのが特徴です。
- 前立腺肥大症の方がアルコールを飲みすぎた際や前立腺炎の方
- 骨盤臓器脱がある方
- 全身麻酔の手術直後の方
- 抗コリン作用のある薬を飲んでいる方
に起こることなどがあり、早急な処置(カテーテルによる導尿など)が必要です。
慢性尿閉
自覚症状が少なく、気づかないうちに膀胱に多量の尿が残り続ける状態です。
排尿後にスッキリしない感じ(残尿感)があることもあります。
神経因性膀胱のことが多く、たまっている尿中で細菌が繁殖しやすいため、尿路感染症を起こしやすくなります。
進行すると膀胱にためきれなくなり、尿があふれ出る「溢流性尿失禁」を引き起こすこともあります。
尿がまったく出ない、または出にくくて苦しい場合は、深夜であっても我慢せずに早めに医療機関を受診することが大切です。
治療や尿閉について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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