大人で尿の回数が少ない場合、排尿障害ですか?
脱水や腎機能低下によって尿の量が少ないことが多いため、一概に排尿障害とは言えません。
大人の1日の排尿回数は通常、数回〜8回程度ですが、水分摂取量や膀胱の大きさなどに個人差があり、少ないからといって必ずしも排尿障害とは限りません。
多くの場合、脱水や大量の発汗により体内の水分が減り、腎臓で作られる尿の量が減ることが原因です。
特に、運動や暑い環境での活動後、発熱時、十分な水分補給ができていないときなどは、一時的に排尿回数が減ることがあります。
一方で、膀胱や尿道の異常によって尿が出しづらくなる「排尿障害」が原因の場合もあります。
例えば、前立腺肥大症や神経因性膀胱では、尿を作る量は正常でも排尿自体がうまくできず、それが慢性的になると膀胱がとても大きくなり、結果的に回数が減ることがまれにあります。
そのため、尿の勢いを測るウロフロメトリーや、膀胱内に尿が残っていないか確認する超音波検査が有効です。
それらの検査で「尿が作られていない」のか「出しづらい」のかを見極めることが重要です。
尿の回数が極端に少なくて不安な場合、または排尿時に違和感がある場合は、我慢せずに泌尿器科を受診しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会. 女性下部尿路症状診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル. 2019
日本泌尿器科学会.男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2017.
日本泌尿器科学会.尿が出にくい・尿の勢いが弱い・尿をするのに時間がかかる.日本泌尿器科学会,https://www.urol.or.jp/public/symptom/05.html(参照 2025-02-28)
日本泌尿器科学会.尿がまったく出ない.日本泌尿器科学会,https://www.urol.or.jp/public/symptom/06.html(参照 2025-02-28)
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