尿道の痒みの治療や予防方法には何がありますか?
原因に合わせた治療を行います。予防としては、性感染症の予防などは有効と考えられます。
尿道の痒みは、さまざまな病気によって起こりうるため、それぞれの原因となる病気に合わせた治療が行われます。
原因に合わせた主な治療
- 感染性の病気の場合:抗菌薬、抗真菌薬など
- 非感染性の病気の場合:原因物質の除去、ステロイド外用薬など
- GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の場合:ホルモン治療(使用前に医師との十分な相談が必要)
尿道炎に対する詳しい薬物治療については「尿道炎に効く抗生物質などの薬はありますか?」をご参照ください。
予防可能な原因として、尿道炎や一部のその周囲の炎症が挙げられますので、下記のような予防方法が有効な可能性があります。
- 適切な陰部の清潔保持
- 石鹸など刺激物質を使って陰部を強く洗いすぎない
- コンドームなどを使用した安全な性行為
なお、性感染症にかかっている場合や治療中の場合は、パートナーへの感染や、治癒後の再感染(ピンポン感染)を防ぐため、パートナーとともに治療を受けることが重要です。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本性感染症学会.性感染症診断・治療ガイドライン2020.2020,診断と治療社.
並木 幹夫.標準泌尿器科学 第10版. 医学書院,2021.
Sell J, et al. Urethritis: Rapid Evidence Review. Am Fam Physician. 2021, 103, 553-558.
Kaufman MR et al. The AUA/SUFU/AUGS Guideline on Genitourinary Syndrome of Menopause. J Urol. 2025, , .
Edwards SK et al. 2022 European guideline for the management of balanoposthitis. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2023, 37, 1104-1117.
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
尿道の痒み
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです