女性で尿道がかゆいのは病気?尿道のかゆみ、不快感がある

監修医師秋元 隆宏東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科 泌尿器科

更新日
2026/10/27
公開日
2021/01/18

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尿道のかゆみ、不快感で症状チェックした人の受診データ(診断名・診療科)

受診後に報告された診断名

  • 膀胱炎36%
  • クラミジア感染症18%
  • 尿道炎14%
  • 急性前立腺炎4%
  • 淋病4%
  • その他の病気ほか144種類

受診した診療科

  • 泌尿器科69%
  • 内科12%
  • 産婦人科6%
  • 婦人科5%
  • その他8%

「尿道のかゆみ、不快感」を最も気になる症状として症状チェックを始めた人が、受診後に回答したデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。

※%は回答した人に占める割合です。診断名は複数回答のため、合計は100%になりません。

※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。

尿道のかゆみ、不快感の症状でユビーを利用したユーザーの実際の受診データ(自己申告)では、受診後に報告された診断名は、膀胱炎、クラミジア感染症、尿道炎、急性前立腺炎など149種類に分かれ、一番多い膀胱炎でも約4割でした。

尿道のかゆみ、不快感が気になって受診した人の多くは泌尿器科を受診していましたが、内科や産婦人科を受診した人もいます。

同じ症状で症状チェックを始めても、その後の状態によって、診断名や受診する診療科は分かれます

診断名
149種類
診療科
25種類

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概要

尿道にかゆみや不快感があるとは、尿道口や尿道内にむずがゆさや違和感がある状態です。クラミジア性尿道炎では軽度のかゆみと透明な分泌物が出現し、淋菌性尿道炎ではより強い症状と膿性分泌物を伴います。非感染性では刺激物質への接触でも不快感が生じます。そのため、症状が持続する場合は、性感染症の可能性を含め、泌尿器科を受診することで早く改善する可能性があります。

尿道の痒みとは

「尿道の痒み」とはどのような症状ですか?

尿道のあたりがムズムズ・チクチクするといった症状で、排尿後にも続くことがあります。

尿道の痒み(尿道掻痒感)は、尿道の炎症によって生じる症状のひとつです。この症状は、医学的には「尿道炎」の一般的な症状として、排尿時の痛み、尿道分泌物、尿道の不快感とともに現れることが多いです。

尿道内に炎症反応が起きることで発生し、炎症による刺激が痒みや刺激感として感じられます。症状の程度は軽い違和感から強い痒みまでさまざまで、分泌物を伴う場合と伴わない場合があります。強い炎症を伴う際は、目に見える膿が出ることもあります。

患者さんによっては「ムズムズする」「チクチクする」と表現されることもあり、排尿後も症状が続くことが特徴的です。

さらに詳しく:「尿道の痒み」とはどのような症状ですか?監修医師秋元 隆宏東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
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尿道の痒みの原因

男性で尿の出口が痒い場合、何が原因ですか?

尿道炎や亀頭包皮炎など、尿道やその周囲の炎症が考えられます。

男性で尿道の出口が痒い場合は、下記のような病気で、尿道やその周囲に炎症があると考えられます。

男性で尿道の出口が痒い場合は、尿道やその周囲に炎症があると考えられます。
尿道炎や亀頭包皮炎は、放置すると炎症が広がることがあります。また、性行為感染症が原因の場合、パートナーへの感染も心配されます。気になる症状がある場合には、我慢せずに早めに病院(泌尿器科や皮膚科)を受診し、相談しましょう。

さらに詳しく:男性で尿の出口が痒い場合、何が原因ですか?監修医師秋元 隆宏東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

女性で尿の出口が痒い場合、何が原因ですか?

尿道炎や膀胱炎、腟炎、閉経関連泌尿生殖器症候群など、尿道やその周囲の炎症が考えられます。

女性で尿道の出口が痒い場合は、下記のような病気で、尿道やその周囲に炎症があると考えられます。

  • 尿道炎
  • 腟炎
  • 閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)
  • 尿道カルンクル
  • その他:膀胱炎、外陰部の皮膚炎など

女性で尿道の出口が痒い場合は、尿道やその周囲に炎症があると考えられます。
尿道カルンクルは閉経後に生じることが多い良性腫瘤で、尿が出しにくくなる原因になることがあります。また、GSMについては、閉経後のエストロゲン低下による腟や外陰部、尿道などの萎縮性変化によるもので、以前は萎縮性腟炎とも呼ばれることがありました。

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尿道の痒みの原因や考えられる病気には何がありますか?

主に尿道炎が考えられますが、亀頭包皮炎やGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)なども考えられます。

尿道の痒みを引き起こす原因は、主に尿道炎が考えられますが、下記のように亀頭包皮炎、閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)など、尿道の周囲の炎症による可能性も考えられます。
尿道の痒みを引き起こす原因は、主に尿道炎が考えられますが、下記のように亀頭包皮炎、閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)など、尿道の周囲の炎症による可能性も考えられます。

主な原因や考えられる病気

  • 尿道炎
  • 亀頭包皮炎
  • GSM
  • 外陰部皮膚炎
  • 尿道カルンクル
  • その他の皮膚疾患

このうち、最も頻度が高いのは尿道炎です。尿道炎は、大きく感染性と非感染性に分けられます。

感染性尿道炎の原因

非感染性尿道炎の原因

  • 化学物質による刺激(石鹸、洗剤など)
  • アレルギー反応
  • 外傷
  • 尿道カテーテル使用

尿道炎の原因に関する詳しい説明は、「尿道炎の原因には何がありますか?」をご参照ください。

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検査・診断

尿道の痒みのセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

尿道が痒くなる原因はいくつかあります。以下の項目が当てはまったら、治療で改善する可能性があります。

  • 尿道が痒くなる前3ヶ月以内に性行為をした
  • 排尿をし終わっても尿道がかゆい
  • 分泌物がある
  • 発熱がある
  • パートナーにも症状がある
  • 石鹸や洗剤を変えたあとから症状が始まった

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、尿道の痒みに関するセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

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尿道の痒みの治療

尿道の痒みの治療や予防方法には何がありますか?

原因に合わせた治療を行います。予防としては、性感染症の予防などは有効と考えられます。

尿道の痒みは、さまざまな病気によって起こりうるため、それぞれの原因となる病気に合わせた治療が行われます。

原因に合わせた主な治療

  • 感染性の病気の場合:抗菌薬、抗真菌薬など
  • 非感染性の病気の場合:原因物質の除去、ステロイド外用薬など
  • GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の場合:ホルモン治療(使用前に医師との十分な相談が必要)

尿道炎に対する詳しい薬物治療については「尿道炎に効く抗生物質などの薬はありますか?」をご参照ください。

予防可能な原因として、尿道炎や一部のその周囲の炎症が挙げられますので、下記のような予防方法が有効な可能性があります。

  • 適切な陰部の清潔保持
  • 石鹸など刺激物質を使って陰部を強く洗いすぎない
  • コンドームなどを使用した安全な性行為

なお、性感染症にかかっている場合や治療中の場合は、パートナーへの感染や、治癒後の再感染(ピンポン感染)を防ぐため、パートナーとともに治療を受けることが重要です。

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尿道の痒みに関連するその他の質問

尿道の痒みがあり膿が出る場合、どんな病気が考えられますか?

炎症が強めの尿道炎が考えられます。

尿道の痒みに膿性分泌物を伴う場合は、炎症の強い尿道炎が考えられ、主に淋菌性尿道炎のような細菌性尿道炎を考える必要があります。

膿性分泌物を伴う可能性がある尿道炎は、下記の通りです。

それぞれの感染微生物によって、下記のような臨床的な特徴があります。

  • 淋菌性:感染後数日以内に激しい排尿痛をきたし、多量の膿性分泌物を伴う
  • 非淋菌性:感染後数週間たってから軽度の症状をきたし、透明〜白色の少量分泌物を伴う
  • 掻痒感が強い場合:カンジダの可能性を考慮します。

そのため、膿性分泌物を伴う尿道の痒みがある場合は、性感染症の可能性が高いため、パートナーの検査・治療も重要です。

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尿道の痒みについて、医師からのよくある質問

医師からよくある質問はありますか?

「尿道のかゆみ、不快感がある」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。

  • 特定のパートナー以外との性交渉がここ1ヶ月以内にありますか?
  • 尿が出しづらく、いきむことがありますか?
  • 排尿するときに、焼けるような感じや痛みを伴い、尿の量も少ないような状態ですか?
  • 体温は37.5℃以上ですか?

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この記事の監修医師

監修医師 秋元 隆宏

秋元 隆宏 先生

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科 泌尿器科

【経歴】 東北大学医学部医学科 卒業 三井記念病院 臨床研修 三井記念病院 泌尿器科 東京大学医学部付属病院 泌尿器科・男性科 自治医科大学 腎泌尿器外科学講座 泌尿器科学部門 病院助教 琉球大学医学部システム生理学講座 東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学

更新日
2026/10/27
公開日
2021/01/18