尿閉を放置するとどうなりますか?

腎不全や尿路感染症を招きやすく、低活動膀胱により長期間尿道カテーテルが必要になる可能性もあります。

解説

尿閉を放置すると、以下のような問題を引き起こす可能性があります。

腎機能の低下(腎後性腎不全)

尿閉により膀胱内の圧力が上昇し、尿が腎臓から流れにくくなります。
そのため、腎臓に負担がかかり、尿を作る働きが悪くなって腎機能が低下し、腎不全のリスクが高まります。

尿路感染症(UTI)・敗血症

尿閉を放置すると、残尿が長時間膀胱に滞留するため、細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が感染症を引き起こし、膀胱炎や腎盂腎炎、前立腺炎などの発症リスクが高まります。
特に腎盂腎炎や前立腺炎の感染が進行すると、細菌が血液中にも侵入し、菌血症や敗血症に至る危険もあります。

低活動膀胱・神経因性膀胱

急性尿閉の状態を放置すると、膀胱が引き延ばされ続けるため、さらに膀胱の収縮機能が低下し、慢性化してしまうことがあります。
その場合は、半永久的に 間歇的自己導尿や尿道バルーンカテーテルが必要になることがあります。

その他の影響

排尿できないことで強い不快感・下腹部の膨満感・痛みが持続してしまうことがあります。また、再度繰り返すのではないかと不安になることもあります。

尿閉が起きた際に我慢して治ったとしても、原因によっては繰り返してしまい、上記のような問題が起こるリスクが高まります。

尿が出にくい、またはまったく出ない場合は、我慢せずに医療機関(泌尿器科や救急外来)を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。

公開日

最終更新日

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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