半月板損傷の場合、筋肉をつけるのは効果的ですか?
膝まわりの筋肉を鍛えることで膝の安定性が増し、半月板への負担を減らすことが期待できます。
膝まわりの筋肉を鍛えることで、膝の安定性が増し、半月板への負担を減らすことが期待できます。
ただし、半月板に負担がかからないような運動の仕方を、医師に確認するようにしましょう。
膝まわりの重要な筋肉には、大腿四頭筋(ふとももの前方)やハムストリングス(ふとももの後ろ)があります。
加えて、お尻の筋肉(殿筋)などを鍛えることで、膝関節を安定させ、半月板への負担を減らすことが期待できます。
大腿四頭筋は、主に膝をまっすぐに伸ばす際に働く筋肉であり、歩く際の膝の安定性に大きく関係する筋肉です。
この筋肉を鍛えることで、立ち上がる際や階段を昇る際の膝の横揺れを防ぎ、半月板にかかる負担を減らすことができます。
ハムストリングスは、膝を曲げる際に働く筋肉です。歩く際には、体を前に押し出すために働きます。
このため、歩行時の安定性に重要なだけではなく、しゃがみ込みや階段を下る際の膝の安定した動きにも関わります。
このように、これらの筋肉を鍛えることで、半月板にかかる負担を減らす効果が期待できます。
ただし、自己流のトレーニングはかえって膝を痛める可能性があることに注意が必要です。
特に、膝を深く曲げた状態で足に力を入れたり体重をかけたりする運動や、膝を捻るような動きを伴う運動は、半月板を痛める可能性があります。
必ず医師や理学療法士の指導のもと、適切な方法と負荷で筋肉トレーニングを行うようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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