AGA(男性型脱毛症)で植毛は選択肢になりますか?
自毛であれば選択肢になります。
AGA(男性型脱毛症)の治療では、植毛が選択肢のひとつとなります。
2015年度において、世界全体で397,048件(男性84.7%、女性15.3%)の自毛植毛術が実施されています。また、自毛植毛は82.5%以上という高い生着率が得られるという報告もあります。
一方、人工毛植毛術については、過去に多くの有害事象の報告があるため、米国の食品医薬品局(Food and Drug Administration)は人工毛自体を有害器具として指定し、人工毛の使用を事実上禁じています。
以上より、飲み薬や塗り薬による効果が十分でなく、ほかに手段がない状況において、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合は、自毛植毛術を行ってもよいと思われます。一方で、日本国内で人工毛植毛術を施行することに医療法上の問題はありませんが、安全性に関する高い水準の根拠が得られるまでは、注意が必要です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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