びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の余命はどれくらいですか?
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 (DLBCL)の予後は治療反応やリスク分類に依存し、低リスク群では5年生存率80%以上が期待されます。
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の余命は、患者さんの状態や治療反応、その他の要因に大きく依存します。
DLBCLは悪性リンパ腫の中でも最も一般的な型で、進行が比較的早いですが、化学療法や免疫療法に反応しやすい特徴があります。特に、標準治療として用いられるR-CHOP療法は多くの患者に有効で、寛解治癒が期待できる場合もあります。
予後を判断するためには、国際予後指標(IPI: International Prognostic Index)が用いられます。この指標は年齢、病期、全身状態(PSスコア)、LDH値、病変部位の数などをもとにリスクを評価します。
IPIが低リスクの場合、治療による5年生存率は80%以上に達することもあります。
一方で、高リスク群の場合は治療効果が得られにくく、生存率が低くなることがあります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
Avishay Elis,et al. Detection of relapse in non-Hodgkin's lymphoma: Role of routine follow-up studies. American Journal of HematologyVolume. 2002, 69, p.1-87.
がん情報サービス.“びまん性大細胞型B細胞リンパ腫”..https://ganjoho.jp/public/cancer/DLBCL/index.html,(参照 2024-12-19).
日本血液学会.ホーム|造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版|一般社団法人 日本血液学会.日本血液学会,URL:http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_5.html#algo(参照 2024-10-03)
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