淋菌が目に感染した場合、結膜炎になることはありますか?
はい、淋菌が目に感染すると、「淋菌性結膜炎」 を引き起こすことがあります。
淋菌性結膜炎は、一般的な細菌性結膜炎よりも症状が重く、進行が非常に速いのが特徴です。
感染すると、大量の黄緑色の膿性の目やに(めやに)が出て、まぶたが腫れ、充血が強くなります。
角膜にも影響を及ぼすことがあり、角膜潰瘍や角膜穿孔を起こすと、失明のリスクもあるため、早急な治療が必要です。
主な感染経路としては、性行為を介した手指の接触や新生児が産道感染するケース(新生児淋菌性結膜炎) があります。
成人の場合は、感染者の性器分泌物が手を介して目に触れることで発症することが多いです。
治療には、セフトリアキソンなどの抗生物質の点滴や点眼が用いられ、早めに適切な抗菌薬を投与すれば治療可能です。
ただし、放置すると角膜障害を引き起こすため、疑わしい症状がある場合は早急に眼科を受診することが重要です。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
結膜炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ