尿で調べるがん検査について教えてください。
尿一般検査、尿細胞診、尿中の物質を分析してがんリスクを評価する新しい検査があります。
尿でがんを調べる検査には、スクリーニング検査(がんかどうかのふるい分け)として行われる一般的な尿検査や、尿中にがん細胞がないか調べる尿細胞診があります。尿検査だけでなく、画像検査などほかの検査結果も併せて診断されます。
加えて、尿中の物質を分析してがんリスクを評価する新しい検査も登場しています。尿中マイクロRNAや尿中N1,N12-ジアセチルスペルミンなどの物質をAI解析してリスクを評価するもので、精度が高いとされているものの、まだエビデンスが不十分で、科学的根拠(手順を踏んで本当に効果があるという研究結果が得られたもの)は認められていません。民間会社が発売している検査キットなどで手軽に行えますが、一般的な健康診断も継続して受けるようにしましょう。
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(参考文献)
髙山 和也ほか.“消化器がん早期スクリーニングにおける 尿中N1,N12-ジアセチルスペルミンの有用性の初期評価”..https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsgcs/63/2/6363.83/pdf/-char/ja,(参照 2025-12-17).
.“がんの検査について”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/dia_tre/inspection/index.html,(参照 2025-12-17).
.“がんの検査について それぞれの検査 種類別”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/dia_tre/inspection/type.html,(参照 2025-12-17).
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株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
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