強迫性障害にはどのような種類がありますか?
不潔恐怖、確認強迫、加害恐怖などさまざまなタイプがあります。
強迫性障害の症状は人によってさまざまですが、いくつかの代表的なタイプに分けられます。
不潔恐怖
汚れや細菌、化学物質などに汚染されることを極端に恐れ(強迫観念)、過剰な手洗いや入浴、物の洗浄、掃除などを繰り返す(強迫行為)タイプです。いわゆる「潔癖症」と関連が深いです。
確認強迫
鍵を閉めたか、ガスの元栓を閉めたか、電気を消したかなどを何度も確認しないと不安になるタイプです。確認しても安心できず、記憶に自信が持てなくなることもあります。
加害恐怖
自分の不注意や意図しない行動で、誰かを傷つけてしまうのではないか、重大な事故を起こすのではないかと恐れるタイプです。刃物や運転などを避けることがあります。
対称性・正確性の強迫
物の配置や向き、順番などが左右対称であったり、完璧に整っていないと強い不快感を感じ、並べ直したり配置し直したりする行為を繰り返します。
これらのほかにも、ためこみ、特定の数字や言葉にこだわる、宗教的に不適切なことを考えてしまうなど、さまざまな症状があります。ひとりの人が複数のタイプの症状を持つことも珍しくありません。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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