胸腺がん
「胸腺がん」とは、胸腺に発生する悪性腫瘍の一種で、原因は明確に解明されていません。初期は無症状のことが多いですが、進行すると咳、胸痛、息切れなどが現れます。重症筋無力症を伴うこともあります。咳や胸痛が続く場合や健康診断で異常を指摘された場合は、呼吸器内科または呼吸器外科を受診しましょう。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
「胸腺がん」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
正確な原因はわかっていませんが、重症筋無力症や胸腺関連疾患との関連が一部リスクとして知られています。
胸腺がんのステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
早期(ステージI・II)でも5年生存率は約60〜70%、局所進行例(ステージIII)では30〜50%、転移例(ステージIV)では15〜30%程度と報告されています。
胸腺がんの余命を教えてください
胸腺がんはより悪性度が高く、早期でも5年生存率は60〜70%程度、進行例では15〜30%程度と報告されています。
胸腺癌ステージⅣの生存率はどれくらいですか?
5年生存率は約15〜30%程度とされています。特に小細胞がんや未分化がんなどの高悪性度組織型では、さらに予後が不良となる傾向があります。
胸腺腫は完治しますか?
早期の胸腺腫は完全切除により完治が期待できます。ステージIVや再発例では完治は難しいですが、一般的に他のがん腫よりは長期にコントロールできるとされています。
症状について
受診について
治療について
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ