クロザピン(クロザリルⓇ)では、どのような副作用がみられますか?

このお薬の主な副作用は、眠気やよだれが多く出る等で、重い副作用として無顆粒球症等が挙げられています。

解説

クロザピン(クロザリルⓇ)の主な副作用は、眠気、よだれが多く出る、便秘などです。重い副作用として、無顆粒球症などが挙げられていますので、このお薬の使用に際しては、以下のような症状に注意してください。

重大な副作用

  • 無顆粒球症、白血球減少症(いずれも2.6%)、好中球減少症(7.8%):発熱喉の痛みなどの症状がみられます。
  • 心筋炎、心筋症(いずれも頻度不明)、心膜炎(1.3%)、心嚢液貯留(5.2%):胸痛、息切れ、むくみ動悸などの症状がみられます。
  • 胸膜炎(頻度不明):胸痛、発熱などの症状がみられます。
  • 高血糖(9.1%)、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡(いずれも頻度不明):冷や汗、全身や喉のかゆみ、息苦しい、身体がだるい、喉が渇く、吐き気、意識の消失などの症状がみられます。
  • 悪性症候群(1.3%):舌の腫れ、喉の腫れや違和感、飲み込みにくいなどの症状がみられます。
  • てんかん発作(1.3%)、痙攣(2.6%)、ミオクローヌス発作(1.3%):手足などの筋肉がぴくっとなる、意識の低下などの症状がみられます。
  • 起立性低血圧(15.6%)、失神、循環虚脱(いずれも頻度不明):脱力感、意識を失う、ふらつきなどの症状がみられます。
  • 肺塞栓症、深部静脈血栓症(いずれも頻度不明):胸痛、発熱、皮膚や爪が紫色になるなどの症状がみられます。
  • 劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明):意識の低下、皮膚や白目が黄色になる、嘔吐、食欲不振などの症状がみられます。
  • 腸閉塞(5.2%)、麻痺性イレウス、腸潰瘍、腸管穿孔(いずれも頻度不明):腹痛、嘔吐、意識の低下などの症状がみられます。

その他報告されている副作用〔頻度:5%以上のもの〕

  • 白血球増加(33.8%)、好酸球増加(13.0%)
  • 口渇、体重増加(18.2%)、体重減少、高トリグリセリド血症(14.3%)
  • 傾眠(63.6%)、めまい(20.8%)、頭痛(10.4%)
  • 振戦(19.5%)、アカシジア、構語障害、遅発性ジスキネジア
  • 頻脈(26.0%)、心電図変化
  • 血圧低下
  • 流涎過多(46.8%)、便秘(33.8%)、悪心(24.7%)、嘔吐(23.4%)、消化不良
  • 肝機能検査値上昇(ALT増加(33.8%)、AST増加(15.6%)、γ-GTP増加(15.6%)等)
  • 尿失禁(13.0%)
  • 疲労・倦怠感(16.9%)、発熱(16.9%)、発汗・体温調節障害
  • CK増加(10.4%)、ALP増加(14.3%)、LDH増加、プロラクチン増加(13.0%)、TSH低下(10.4%)

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公開日

最終更新日

無所属 薬剤師

齊藤 由佳 監修

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