ふくらはぎが痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/28
「ふくらはぎが痛む」がどの病気に関連するかAIでチェックする
ふくらはぎが痛むという症状について「ユビー」でわかること
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「ふくらはぎが痛む」はどんな症状ですか?
ふくらはぎが痛むとは
「ふくらはぎが痛む」に関連する主の病気には、骨粗しょう症、腰椎症、静脈塞栓症などがあります。
「ふくらはぎが痛む」に関連する症状はありますか?
「ふくらはぎが痛む」のQ&A
- A.
スポーツなどのケガや腰の神経障害、血管の詰まり、皮膚の病気などが原因として考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛みの出現した状況や、痛みに伴う他の症状などにより考えられる原因は以下のように異なります。
スポーツなどのケガが原因で急な痛みが始まった場合
下腿三頭筋の肉離れの場合が多いです。
上手く歩けないほどの痛みの場合にはアキレス腱損傷などの可能性があり、処置が必要です。足の痛みとともに痺れを感じる場合
腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症などの腰の病気が原因のことがあります。とくに太ももの裏からふくらはぎに沿ってみられる神経痛のことを、「坐骨神経痛」と言います。腰の痛みは無い場合もあります。
きっかけが無く、急にふくらはぎに強い痛みや腫れが出てきた場合
足の太い静脈に血のかたまりが詰まってしまう「深部静脈血栓症」という病気であることがあります。
長い時間乗り物に乗っていた後などに急に症状が始まった時には特に注意が必要です(エコノミークラス症候群といいます)。この病気では、血のかたまりが血の流れに乗って肺の血管を詰まらせてしまう危険性があります。足の皮膚に赤みや水ぶくれなどがある場合
皮膚の病気で痛みを生じる場合もあります。
赤みや熱を持っている場合は、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という、皮膚まわりの細菌感染症のことがあります。
水ぶくれがある場合には、帯状疱疹というウイルス感染症の場合があります。 - A.
ふくらはぎに痛みを感じる症状です。病気によっては、腫れやだるさ、痺れやむくみなどを感じる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るふくらはぎとは、下腿三頭筋(かたいさんとうきん)という、すねの裏にある筋肉のふくらみを指します。下腿三頭筋は足のほうへ進むとアキレス腱となり、かかとに繋がります。
これらの筋肉や腱は、歩いたり走ったりする際に地面を蹴る足の動きに大きく関わります。このため、筋肉や腱が原因でふくらはぎに痛みや腫れがある場合、以下のような場面でふくらはぎの痛みを感じます。- つま先立ち
- 歩く
- 階段昇降
- 走る
また、ふくらはぎを通る血管や神経の病気で痛みを感じることもあります。
この場合は、安静にしていても痛みを感じる場合があります。同時にだるさや痺れを感じることもあります。
他にも、両足のふくらはぎのむくみが強くなり、痛みを感じる場合があります。
重力の影響により、足はむくみを生じやすい場所です。病気が原因のこともあれば、歩きすぎや座りすぎなどが原因で足がむくむこともあります。 - A.
痛みが続く場合は、原因や治療の必要性があるかをはっきりさせましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るふくらはぎが痛くなる原因はいくつか種類があります。主な原因として、筋肉や神経、血管のどこかに異常があって痛みを感じている可能性が考えられます。
筋肉の異常が原因である場合は、スポーツや重労働の直後から強い症状が現れます。
一方で、神経や血管が原因である場合は、少しずつ症状が悪化していくため、いつごろから痛みが始まったかはっきりと分からない場合があります。また、一時的に症状が改善する場合などもあります。
特に血管の異常が原因でふくらはぎの痛みを生じている場合には注意が必要です。適切な治療が行われなければ知らないうちに病気が悪化し、重篤な症状へと進行することがあります。
このため、ふくらはぎの痛みが続く場合には病院を受診して、痛みの原因や治療の必要性があるかをはっきりさせるようにしましょう。 - A.
症状によって受診するべき科は変わります。急な強い痛みや腫れが始まった場合には受診を検討しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る原因となる病気によって受診するべき診療科が変わります。
きっかけとなりうるケガの後、歩行時の痛みが強い場合
整形外科を受診しましょう。
スポーツや小走り、転倒などをきっかけに突然の痛みや腫れが始まります。アキレス腱を損傷した場合には、処置が必要になることもあるため、正確な診断が必要です。
いつも通りの歩き方ができないほどの痛みであれば、早めに整形外科を受診しましょう。足に痺れを感じる場合
まずは整形外科を受診しましょう。ふくらはぎの痛みとともに痺れも感じる場合は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの腰の病気が原因のことがあります。腰の痛みは無い場合もあります。
痛みの程度が強い場合や、2~3日ほど様子を見ても症状に改善がなければ整形外科を受診しましょう。ケガのきっかけがなく、痛みや腫れ、むくみが始まった場合
循環器内科を受診しましょう。
長い時間乗り物に乗っていた後に急に症状が始まった時には、足の太い静脈に血のかたまりが詰まってしまう「深部静脈血栓症」という病気の場合があります。
この病気では、血のかたまりが血の流れに乗って肺の血管を詰まらせてしまう危険性もあります。早めに循環器内科を受診しましょう。
ほかにも足全体のむくみが原因でふくらはぎに痛みを感じている場合、多くは循環器内科で診療を行っています。症状がなかなか改善しない場合には受診しましょう。皮膚に異常がある場合
皮膚科を受診しましょう。
赤みや熱を持っている場合には、「蜂窩織炎」という皮膚周りの細菌感染症のことがあります。
水ぶくれと共に痛みがある場合には、「帯状疱疹」というウイルス感染症の場合があります。早めに治療を開始しないと痛みが残りやすい場合があるため、この場合もすぐに受診しましょう。 - A.
状況によって対処法が異なります。RICE法やマッサージ、ストレッチなどの方法があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るふくらはぎ痛の原因によって、以下のように行うべき対処法が異なります。
スポーツなど負担のかかる作業の後に痛みが始まった場合
この場合はふくらはぎの肉離れの可能性があります。肉離れを起こした直後は、内出血が生じるせいでハレが強くなりやすい状態となります。なるべく状態を悪化させないため、応急処置が重要です。
応急処置の基本はRICEとよばれ、REST(安静)、ICE(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、ELEVATION(挙上)を行います。内出血による腫れの悪化防止のため、患部を包帯で圧迫しながら氷袋で冷やし、心臓より高い位置にあげて安静にします。このとき痛んでしまった筋肉があまり伸びないようにすると良いため、少し膝を曲げるようにしておくことで筋肉が少し縮んだ状態となります。
これらを15分ほど行うことで、少し痛みが緩和してくることが多いです。立ち仕事が続いたあとにふくらはぎの痛みやむくみがある場合
立ち仕事が続くと、足の血行不良が起こりやすくなります。静脈という足から心臓に向かう血流がうっ滞(流れが悪くなっていること)することで、ふくらはぎにむくみや痛みを起こします。
対処法にはふくらはぎのマッサージやストレッチが有効です。お風呂などでふくらはぎを温めてあげると血流が改善し筋肉の緊張もとれやすくなるため、このタイミングで行うことがおすすめです。着圧ソックスやストッキングの使用も、ふくらはぎの静脈のうっ滞の改善に有効です。 - A.
筋肉痛やケガが原因の場合には、アイシングをしたりテーピングなどを巻いたりして安静にしましょう。予防にはストレッチや適度な運動が有効です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るスポーツなどのケガが原因で急な痛みが始まった場合には、下腿三頭筋の肉離れの場合が多いです。
この場合に自分でできる応急処置にはアイシング(=外傷などの炎症を起こしている箇所を氷で冷やし、痛みや腫れを抑える行為のこと)や包帯圧迫などがあります。痛みを和らげるには、市販の痛み止めの服用や湿布の使用も有効です。
1~2日で症状が改善してくるようであれば心配ないでしょう。
上手く歩けないほどの痛みがある場合には、アキレス腱損傷の可能性があるため、早めに整形外科を受診しましょう。
また、肉離れの予防のためにはアキレス腱を伸ばすストレッチが有効です。
急な運動でケガをすることが多いため、運動不足にならないように日常的に運動をするようにしましょう。
ケガや筋肉痛以外でも、さまざまな病気でふくらはぎに痛みが出る事があります。原因によって治療もさまざまですので、症状が続く場合は医療機関で診察を受けることをおすすめします。 - A.
ストレスだけが原因でふくらはぎ痛を感じることはほとんどありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心理的なストレスだけが原因でふくらはぎが痛くなることはほとんどありません。
ふくらはぎが痛くなる原因はいくつか種類があります。
主な原因として、筋肉や神経、血管のどこかに異常があって痛みを感じている可能性が考えられます。
筋肉の異常が原因である場合は、ふくらはぎに負担のかかる何かしらの原因(スポーツや重労働など)が思い当たることが多いかもしれません。
一方で、神経や血管の異常が原因でふくらはぎの痛みが生じている場合、原因に心当たりがない場合がほとんどです。
ふくらはぎの痛みの原因に心当たりがないからといって原因をストレスと決めつけず、一度病院で診察を受けるようにしましょう。 - A.
内臓の不調や下肢静脈瘤の可能性があります。病気の無い方でも、長時間の立位や飛行機の移動で、ふくらはぎがむくむことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るふくらはぎのむくみの原因には、さまざまな病気の可能性があります。
内臓の不調が原因の可能性があるむくみ
顔や手を含めた全身のむくみでは、心臓や腎臓、肝臓の機能が落ちる病気が原因の場合があり、注意が必要です。ふくらはぎにはだるさがあっても、痛みや赤みを伴わないことが多いです。
下肢静脈瘤
ふくらはぎのだるさやむくみの原因に「下肢静脈瘤」という病気があります。
この病気はふくらはぎの周りの静脈がこぶのように膨れてみえるため、比較的分かりやすい病気です。
むくみが出始める前に、見た目がこぶ状に変化することで気が付くことが多いです。日常生活が原因のむくみ
病気のない若い方でも長時間立っていたり飛行機に乗ったりした際には、ふくらはぎにむくみやだるさを感じることがあります。高齢の方は、よりむくみやすくなります。
座りっぱなしや水分・塩分の摂りすぎがむくみの原因になることもあります。
日常生活が原因のむくみは病気ではありません。 - A.
スポーツなどのケガや腰の神経障害、血管の詰まり、皮膚の病気などの原因があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るふくらはぎの痛みにはいくつかの原因があります。
筋肉や腱の損傷
下腿三頭筋損傷
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は肉離れをとても起こしやすい筋肉です。
スポーツや小走り、転倒などをきっかけに突然の痛みや腫れが始まります。アキレス腱損傷
痛みだけでなく、上手く歩けないといった症状がある場合、アキレス腱損傷の可能性があります。
この場合には固定や装具、手術といった処置が必要になる場合があります。腰から足へ向かう神経の障害
腰椎疾患(腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など)
ふくらはぎに痛みとともに痺れを感じる場合は、腰の病気が原因である場合があります。
腰の病気は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが一般的に多いです。この場合、腰の痛みは無い場合もあります。
他には腰骨の骨折や腫瘍、細菌感染症などの病気が原因となる可能性があります。血管・血流の異常
深部静脈血栓症
足の太い静脈に血のかたまりが詰まってしまう「深部静脈血栓症」という病気であることがあります。
長い時間乗り物に乗っていた後などに急に症状が始まった時には特に注意が必要です(エコノミークラス症候群といいます)。この病気では、血のかたまりが血の流れに乗って肺の血管を詰まらせてしまう危険性があります。閉塞性動脈硬化症
高血圧や糖尿病のある方では、全身の動脈硬化が進みやすくなります。
この病気では足の動脈に広く動脈硬化が起こって十分に足に血が流れなくなるために、特に歩いている時に足の痛みやだるさといった症状が出ます。休むと症状が回復するのが特徴です。全身のむくみ
顔や手も含めた全身のむくみでは、心臓や腎臓、肝臓の機能が落ちる病気が原因のことがあります。栄養不足が原因のこともあります。
全身にむくみが出る代表的な病気は、心不全や腎不全などです。皮膚の病気
蜂窩織炎
足先のケガや皮膚の病気があると、そこから細菌感染しやすくなります。
この病気は皮膚周りに細菌感染を起こしたものです。ふくらはぎ周りに急な痛みや腫れ、赤みが出ます。帯状疱疹
水疱瘡のウイルスによる病気です。
足の神経に沿って広がり、ふくらはぎ周りの皮膚に痛みを感じます。
いくつかの水ぶくれやかさぶたといった皮膚の症状が見られます。
ふくらはぎが痛むという症状はどんな病気に関連しますか?
ふくらはぎが痛むという症状について、医師からのよくある質問
- じっとしている時もふくらはぎの痛みはありますか?
- 普段、おもに立ち仕事をしていますか?
- 普段、おもにデスクワークをしていますか?
- 普段、おもに歩き回る仕事をしていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科