太ももが痛い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/27
「太ももが痛い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
太ももが痛いという症状について「ユビー」でわかること
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「太ももが痛い」はどんな症状ですか?
太ももが痛いとは
「太ももが痛い」に関連する主の病気には、骨粗しょう症、神経障害性疼痛、慢性疼痛などがあります。
「太ももが痛い」に関連する症状はありますか?
「太ももが痛い」のQ&A
- A.
肉離れの原因としては、スポーツが関与していることがあります。一方、神経痛の原因は、デスクワークや重いものの扱いなどが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような原因があります。
スポーツでの急加速や急停止
太ももの肉離れを起こす原因は、ほとんどがスポーツによるものです。急に速度を上げたり、急に止まったりすると、太ももの筋肉に大きな負荷がかかり、肉離れを起こします。スポーツをする前には、十分に太ももをストレッチしましょう。
デスクワークや重量物作業などによる腰への負荷
痛みとともにしびれを感じる場合には、腰からくる神経痛の可能性が高いです。長時間にわたるデスクワークや、仕事やスポーツでの腰への負荷が原因となることがあります。デスクワークをする際や重い物を持ち上げる際には、背筋が伸びた正しい姿勢をとるように気をつけてください。そして、長時間同じ姿勢を続けないように、適宜休憩を取るようにしましょう。
- A.
太ももに痛みやしびれを感じる症状です。痛みの強さは原因によって異なります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももの付け根から膝の上あたりに痛みを感じることがあります。症状は痛みの原因によって異なりますが、ズキンズキン、ジンジン、ビリビリといった感じ方が一般的です。また、痛みとともにしびれや感覚の鈍さも感じることがあります。腫れや熱感も現れる場合もあります。
体重をかけたり、膝や股関節を動かしたときに痛みが現れる場合もあれば、座ったり横になったりして安静にしていても痛みが持続する場合もあります。
太ももの痛みは片脚に限定されることが多いですが、両脚に感じることもあります。 - A.
股関節の骨折や大腿骨頭壊死症など、手術が必要となるような病気の可能性もあるため病院を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももが痛い症状が続く場合、治療が必要な病気の可能性があります。一度病院を受診して原因をはっきりさせましょう。
太ももに痛みがある場合、歩けるからといっても骨折していないとは限りません。とくに60代以上の方では気が付かない間に骨粗鬆症が進んでしまい、骨折しやすくなっていることがあります。尻餅をつく、段差を踏み外す程度の力でも股関節の骨を骨折してしまうことがあります。
通常は大きな痛みを伴い、歩くことができなくなる骨折ですが、レントゲンでもほとんど分からないような小さなヒビの場合にはこの限りではありません。歩くことができてしまうため、1〜2週間経過して痛みが改善しないからといって受診される方もいます。手術が必要となる骨折であるため、早い受診が必要です。
もう少し若い方でも起こす可能性のある病気には特発性大腿骨頭壊死症という病気があります。さまざまな原因で骨の血流が悪くなり、太ももの付け根の部分で骨が壊死してしまい、歩く時の痛みが段々と強くなります。
原因として多いのは、男性ではアルコール摂取過多、女性ではステロイド服用や点滴治療があります。
発生して間もないころではレントゲンでもほとんど分からないため、疑われる場合にはMRI検査が行われます。変形がすすむ場合には、手術が必要となります。
その他にもさまざまな病気が原因で太ももの痛みが生じます。歩くことにあまり問題がないからと軽視せずに、痛みが続く場合には整形外科を受診しましょう。 - A.
まずは整形外科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る太ももの痛みが起こる病気は、ほとんどが整形外科で治療が行われます。特にスポーツや事故、仕事がきっかけで痛みが強くなった場合や、腰痛やしびれを感じる場合には迷わず整形外科を受診しましょう。
一方で、皮膚に明らかな異常がある場合には、帯状疱疹や蜂窩織炎などの皮膚科で治療を行う病気の可能性があります。
また、関節リウマチなどの膠原病の治療を受けている方が、きっかけもなく痛みが出てきたり強まった場合には、膠原病が悪化した可能性も考えられます。治療中の医療機関に相談してみましょう。 - A.
いつから痛みが始まったのか、どのように痛むのか、何か特定のきっかけとなる出来事はあったのかなど、くわしく伝えましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る緊急性の高い病気を見逃さないためにも、以下の点に注意して伝えましょう。
いつ頃から痛みが始まったのか、何がきっかけだったのか
突然強い痛みが始まった場合、緊急性の高い病気の可能性があります。スポーツや事故、転倒などのきっかけがあった場合、骨折の可能性も考えられます。もし思い当たるきっかけがない場合でも、はっきりと思い当たることがないことを伝えましょう。
痛みがどのような状況で強まるのか
走らなければ痛くない、歩いていても痛い、寝ていても痛いなど、痛みの強まり方は病気によって異なります。特に、立ち上がることができないほど強い痛みを感じる場合には、緊急性の高い病気の可能性があります。
太ももの痛み以外に他の症状はあるか
発熱がある場合、関節や皮膚での細菌感染症が疑われます。この場合、抗生物質の治療が必要となります。また、痛みとともにしびれがある場合、腰から生じる神経痛の可能性があります。腰痛もある場合は、より注意が必要です。その他、これまでに経験のない症状を感じた場合にも、そのことを伝えましょう。
上記のようなポイントに気を付けることで、緊急性の高い病気を見逃すことなく適切な情報を伝えることができます。 - A.
スポーツや転倒などの怪我が原因で強い痛みがある場合は、早急に受診しましょう。また、しびれを感じる場合や痛みが長く続く場合は、原因を明確にするために受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような状況に当てはまる場合は、速やかに受診することをおすすめします。
発赤、熱感、腫れなどを伴う場合
皮膚や関節の細菌感染の可能性があります。早急に抗生物質の治療が必要です。特に膝や股関節の感染症では、早めの治療により後遺症を残しにくくなります。
外傷(スポーツや転倒など)後に強い痛みが生じた場合
肉離れ(筋挫傷)や骨折の可能性があります。特に高齢者では、軽い外傷でも骨折している可能性があります。適切な処置を行わないと症状が悪化することがあります。
はっきりと上記の状況に当てはまらなくても、突然強い痛みが始まった場合や、痛みが強まってきて立ち上がれないほどの痛みがある場合では速やかに受診を検討しましょう。
もし軽い症状だとしても、長く続く場合や、しびれを伴う場合には受診することをおすすめします。長期間放置すると、症状が治りにくくなる可能性があります。 - A.
RICE法での対処や消炎鎮痛剤の使用が有効な場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る打撲や肉離れなどによる痛みが疑われる場合には、RICE法での対処を行うことができます。その他、状況によっては消炎鎮痛剤の使用も有効な場合があります。
サッカーや柔道など、相手の選手とぶつかる可能性のあるコンタクトスポーツでは、太ももにケガをすることがよくあります。ぶつかる・蹴られるといった太ももへの直接的な打撲もあれば、急な方向転換時に太ももの筋肉で肉離れを起こすこともあります。
これらの場合、ケガをした直後からスポーツを中止して安静にする(Rest)、氷で冷却する(Icing)、包帯などで圧迫する(Compression)、高く挙げる(Elevation)といったRICE法の処置を行うことが有効です。早い対処によって内出血や腫れを防ぎ、その後の回復が早くなることが期待できます。
ケガによる痛みの可能性が低い場合、歩くのにはほとんど問題が無いような強くない痛みであれば、一度消炎鎮痛剤の使用を試してみることも有効です。市販薬で痛み止めとして飲み慣れたものがあれば、それを使用しましょう。
太ももの痛みやしびれの原因として多くみられるものとして、腰に原因があり太ももに神経痛を感じている場合があります。消炎鎮痛剤で神経の腫れが軽減すれば、症状が早く軽くなることが期待できます。
ただし、ほかにもさまざまな原因により太ももの痛みが生じている可能性があるため、痛み止めを使用しても症状の改善がみられない場合や1週間程度つづくような場合には、一度整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。 - A.
肉離れを予防するためには、ストレッチや筋トレが効果的です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る原因の多くはスポーツによる肉離れです。この肉離れは、太ももの裏側にあるハムストリングスという筋肉に起こることが多いです。具体的な原因としては、ハムストリングスの柔軟性の低下やウォーミングアップ不足、筋力不足や他の筋肉(特に大腿四頭筋)との筋力バランスの乱れが挙げられます。
ランニングやジャンプを伴うスポーツを行う方は、日々のストレッチや運動前のウォーミングアップ、太もも周囲の筋肉をバランスよく鍛えることを心掛けましょう。筋肉トレーニングの際には、意識的にタンパク質を多く摂取することも重要です。 - A.
ストレスだけが原因で太ももが痛く感じることはほとんどありません。
解説ストレスだけが原因で太ももが痛く感じることはほとんどありません。
太ももに痛みを感じる原因にはいくつか種類があります。骨や関節、筋肉、神経に原因となる異常が生じることで痛みが始まります。
スポーツや仕事、事故などによりケガをすれば、骨や関節、筋肉が原因で痛みが始まります。ケガがなくとも痛みが始まる原因として多いものには、腰のヘルニアなどが原因で神経に異常があるものや、股関節の軟骨がすり減ってしまったものなどがあります。
このように、太ももに痛みを感じる場所そのものに異常がなくとも、離れた場所に異常があることで痛みを感じている場合があります。何かしらの原因があって痛みを感じている場合が多いため、ストレスのせいにせずに一度整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る整形外科シリーズ.“腰椎椎間板ヘルニア”.日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/pdf/MO0007DKA.pdf,(参照 2024-10-09).
整形外科シリーズ.“変形性股関節症”.日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/ation/pdf/joa_010.pdff,(参照 2024-10-09). - A.
太ももの外側にしびれや痛みを感じる場合外側大腿皮神経痛の可能性があります。きつい下着やベルト、コルセットの着用が原因である可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る外側大腿皮(がいそくだいたいひ)神経痛は、外側大腿皮神経が損傷されることで痛みやしびれが生じる病気です。この病気では、主に太ももの外側で症状が現れます。この神経は、骨盤から太ももに向かう通り道で圧迫を受け、損傷しやすいです。痛みの原因としては、きつい下着やコルセット、ベルトなどが神経が太ももへ出る際の通路を圧迫することが考えられます。また、酔っぱらって長時間うつ伏せのまま熟睡した際に神経を損傷することもあります。
この病気は、腰の病気と症状が似ていることがあります。正確な診断と治療を受けるために、整形外科を受診することをおすすめします。 - A.
太ももの前側から内側にしびれや痛みを感じる場合、大腿神経痛の可能性があります。腰の病気が原因であることが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る大腿神経痛とは、大腿神経が損傷されることで痛みやしびれを感じる病気です。この病気の特徴は、太ももの前から内側、太ももの付け根から膝の前面までの範囲で症状が現れることです。
神経が傷む原因となる部位は、主に腰です。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が多くの原因とされています。腰痛が必ずしも同時に現れるわけではありませんが、腰に負担がかかる姿勢や運動によって症状が悪化する場合は、この病気の可能性が高くなります。
気になる症状があれば、整形外科を受診することをおすすめします。 - A.
痛みの原因は、太もも周辺の筋肉や骨に関連することがあります。また、腰や太ももの神経も原因となる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛みの原因として、周辺の筋肉・骨・神経が関係します。
筋肉の痛み
ランニングや繰り返しのダッシュなど、スポーツで膝の外側にある腸脛靭帯が炎症を起こし、太ももの外側に痛みを感じることがあります。この状態はランナー膝とも呼ばれます。また、タックルなどの直接の衝撃により太ももの外側の筋肉(外側広筋)が打撲や損傷を受けることもあります。
骨の周りの痛み
太ももの付け根の外側には大転子(だいてんし)という突起があります。この突起を覆う滑液包は、ランニングなどの過度の使用によって炎症を起こすことがあります。高齢の方では、転倒した際にこの部位の骨折が生じることもあります。また、股関節の軟骨がすり減る変形性股関節症でも、太ももの外側に痛みを感じることがあります。
神経の痛み
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの疾患により、腰の神経が痛むことで太ももの外側に痛みが生じることがあります。また、外側大腿皮神経(がいそくだいたいひしんけい)が損傷し、しびれや痛みを感じることもあります。コルセットやきつい下着によって神経が強く圧迫されることも原因となる場合があります。
- A.
痛みの原因は、太もも周辺の筋肉や骨に関連することがあります。また、腰の神経も原因となる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛みの原因として、周辺の筋肉・骨・神経が関係します。
筋肉の痛み
サッカーやランニングのようなキックや多くの動きが伴うスポーツでは、太ももの内側に痛みを感じることがあり、これは大腿内転筋や恥骨筋などが炎症を起こすことが原因です。また、タックルなどで直接衝撃を受けて筋肉が損傷することもあります。
骨の痛み
太ももの内側に強い痛みが生じる原因として、恥骨や大腿骨の付け根の骨折があります。また、股関節の軟骨がすり減る変形性股関節症も痛みの原因となります。
神経の痛み
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの病気では、腰の神経が痛みを引き起こし、太ももの内側に痛みが生じることがあります。稀に、骨盤内の病気が原因で神経が圧迫され、痛みが発生することもあります。
- A.
運動中に急な筋肉の痛みが生じた場合は、肉離れの可能性が高いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るランニングを伴うスポーツの際に、急な痛みとともに太ももが動かせなくなった場合には肉離れの可能性があります。肉離れとは、筋肉が部分的に損傷した状態です。殴られたような衝撃を感じたり、「ぶちっ」という音が聞こえたりすることもあります。ジャンプやキックを伴うスポーツでもよく起こります。
この病気には再発しやすい特徴があります。再発を防ぐためには、十分な安静期間やスポーツ復帰前のリハビリが重要です。損傷の程度を確認するためにも、まずは整形外科を受診しましょう。 - A.
太ももの筋肉や骨が原因の場合や、腰からくる神経痛など他の部位に原因がある場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るこの痛みの原因には、太ももの骨や筋肉に原因がある場合と、それ以外の場所に原因がある場合とに分かれます。
原因が太ももの筋肉や骨などの場合
- 太もも周囲の筋肉(大腿四頭筋やハムストリングス)の打撲・肉離れ
- ランナー膝(腸脛靭帯炎)
- ジャンパー膝(大腿四頭筋腱炎)
- 変形性膝関節症(膝の軟骨のすり減り)
- 変形性股関節症(股の軟骨のすり減り)
- 特発性大腿骨頭壊死症(大腿骨の壊死)
- 化膿性関節炎(膝や股関節への細菌感染症)
- 大腿骨骨折
- 骨腫瘍
原因がそれ以外の場所にある場合
- 腰の神経症状:腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
- 皮膚の病気:帯状疱疹や蜂窩織炎
- 膠原病:皮膚筋炎・多発性筋炎・リウマチ性多発筋痛症
- 線維筋痛症(原因不明の全身の強い痛み)など
- A.
痛み止めは効果があることもありますが、まずは医師に相談しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る病気によって効果のある薬は異なります。
スポーツや仕事がきっかけで始まった痛みの場合
消炎鎮痛剤(痛み止め)が症状を和らげることが多いです。
ただし、骨折や重度の筋肉の損傷の場合は、処置を受けないと症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。しびれを伴う場合
腰の神経痛の可能性があります。この場合、神経痛に効果的な薬があります。
痛みと共に赤みや発熱が現れる場合
関節や皮膚に細菌感染症が起こっている可能性があります。抗生物質による治療が必要な場合があります。
太ももが痛いという症状はどんな病気に関連しますか?
太ももが痛いという症状について、医師からのよくある質問
- 普段、おもに立ち仕事をしていますか?
- 普段、おもにデスクワークをしていますか?
- 普段、おもに歩き回る仕事をしていますか?
- 患部は赤くなっていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科