門脈圧亢進症
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更新日:2024/04/10
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門脈圧亢進症について「ユビー」でわかること
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門脈圧亢進症と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
白目や皮ふが黄色くなっている
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 1-4週間前から
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
門脈圧亢進症とはどんな病気ですか?
肝硬変などでおこる、肝臓に流れるべき血液が他の部分に逃げてしまう状態です。食道静脈瘤や腹水、肝性脳症による意識障害などの変化が引き起こされます。
門脈圧亢進症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
門脈圧亢進症への対処法は?
背景に肝硬変があることがほとんどなので、継続的な治療が必要です。治療の基本は規則正しい生活、食事療法、薬物療法です。
門脈圧亢進症の専門医がいる近くの病院はありますか?
門脈圧亢進症の専門医がいる病院を見る門脈圧亢進症のQ&A
- A.
門脈圧亢進症に特有の初期症状はありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る門脈圧亢進症に特有の初期症状はなく、ほとんどの場合は無症状で経過します。門脈圧亢進症の最大の原因は肝硬変ですが、こちらも初期の段階では自覚症状があらわれにくいという特徴があります。
肝硬変の初期症状として体がだるい、疲れやすい、食欲低下などの症状があらわれることもありますが、これらの症状は疲労や風邪でもみられるため、自覚症状だけで肝硬変と診断することは難しいです。
進行した肝硬変では黄疸(おうだん:皮膚や尿が黄色になる)やお腹の張り(腹水)、むくみなどの症状があらわれるため、これらの症状があれば早めに消化器内科を受診しましょう。 - A.
さまざまな合併症によって、お腹の張り、めまいやふらつき、吐血などの症状があらわれることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る門脈圧亢進症は、腹水や門脈圧亢進性胃症、食道胃静脈瘤などの合併症を引き起こし、その結果、次のようなさまざまな症状があらわれます。
お腹の張り
門脈圧亢進症では血管内の圧力が高まり、血管の内側から外側に水分が漏れ出しやすくなり、腹水の原因になります。少量の腹水では自覚症状がほぼありませんが、多量になるとお腹の張りや痛みを感じることがあります。また、腹水によって消化管の運動が妨げられることで、食欲低下、吐き気、便秘や下痢などの症状がおきることがあります。
貧血によるめまいやふらつき
肝臓から胃の血管に血液が流入することで、胃粘膜の毛細血管が拡張します。さらに悪化すると慢性的な出血を引き起こし、貧血によるめまいやふらつきなどの症状があらわれます。
吐血(血を吐く)
門脈圧が高まると肝臓へ血液が流れ込みにくくなり、肝臓から食道や胃の血管に血液が逃げていきます。その結果、血管がこぶのように膨れあがり、この状態の血管を静脈瘤といいます。静脈瘤が破裂すると、血を吐く(吐血)、黒い便などの症状があらわれます。大量に出血した場合は、ショック状態となり、命に関わることがあります。
- A.
門脈圧亢進症では、「メデューサの頭」と呼ばれる特徴的な症状が出ることがあります。
解説門脈圧亢進症では、「メデューサの頭」と呼ばれる特徴的な症状が出ることがあります。門脈圧が高くなると血液がスムーズに肝臓に入れなくなり、血液がへその周囲の血管に迂回することがあります。この迂回路となった血管が太く膨らみ、皮膚の表面からうねるように浮き出て見えるのです。
この血管の見た目が、ギリシャ神話の怪物「メデューサ」の頭に生えた蛇を連想させることから、「メデューサの頭」と呼ばれます。なお、全ての門脈圧亢進症の患者さんに「メデューサの頭」が出るわけではありません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るElliot B Tapper et al.“Diagnosis and Management of Cirrhosis and Its Complications: A Review”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37159031/,(参照 2025-11-11).
Takayuki Kondo et al.“Influence of paraumbilical vein patency on the portal hemodynamics of patients with cirrhosis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24213302/,(参照 2025-11-11). - A.
肝硬変では、「メデューサの頭」と呼ばれる特徴的な症状が出ることがあります。解説のイラストをご確認ください。
解説肝硬変では、「メデューサの頭」と呼ばれる特徴的な症状が出ることがあります。肝硬変になると血液がスムーズに肝臓に入れなくなり、血液がへその周囲の血管を迂回することがあります。この迂回路となった血管が太く膨らみ、皮膚の表面にうねるように浮き出て見えるのです。

この血管の見た目が、ギリシャ神話の怪物「メデューサ」の頭に生えた蛇を連想させることから、「メデューサの頭」と呼ばれます。なお、全ての肝硬変の患者さんに「メデューサの頭」が出るわけではありません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るElliot B Tapper et al.“Diagnosis and Management of Cirrhosis and Its Complications: A Review”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37159031/,(参照 2025-11-11).
Takayuki Kondo et al.“Influence of paraumbilical vein patency on the portal hemodynamics of patients with cirrhosis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24213302/,(参照 2025-11-11). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説門脈圧亢進症の最大の原因は肝硬変です。しかし、肝臓は機能が低下しても自覚症状が現れにくく、「沈黙の臓器」と言われています。このため、初期の段階で自覚症状から病気に気がつくことは難しいです。
肝機能低下が進行するにしたがい、次のような症状が現れることがあり、その場合は症状を放置せず、消化器内科を受診しましょう。- 数ヶ月にわたり体のだるさ、疲れやすさ、食欲低下が続いている
- 皮膚や白目が黄色い
- 尿が濃い黄色~褐色である
- お腹の張りや足のむくみがある
- 採血で肝機能障害を複数回指摘されている
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、門脈圧亢進症や肝硬変が疑われるかどうかをセルフチェックできます。 ぜひご活用ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る.“日本消化器病学会・日本肝臓学会 肝硬変診療ガイドライン2020(改訂第3版)”..https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/kankouhen2020_re.pdf,(参照 2025-11-11).
.“日本消化器病学会・日本肝臓学会. 患者さんとご家族のための肝硬変ガイド2023. 日本消化器病学会・日本肝臓学会. 2023”..https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/disease/pdf/kankouhen_2023.pdf,(参照 2025-11-11).
門脈圧亢進症について、医師からのよくある質問
- 皮ふにかゆみはありますか?
- お腹にガスがたまったり、張った感じがしていますか?
- 体のだるさはありますか?
- むくみがありますか?
- お腹の痛みがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科
