肝癌
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更新日:2024/04/04
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肝癌について「ユビー」でわかること
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肝癌と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
ノリの佃煮・もしくは墨のような黒い便が出ている
- 症状の頻度
- 初めての症状である
白目や皮ふが黄色くなっている
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 1-4週間前から
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 3週間以上前から
- 症状の経過
- 悪化している
お腹にしこりを触れたり固く出っ張っている部分がある
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
最近やせてきた
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の経過
- 悪化している
肝癌とはどんな病気ですか?
肝臓にできる悪性腫瘍(がん)で、アルコールや肝炎ウィルス、脂肪肝などが関係するといわれています。
肝癌の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
肝癌への対処法は?
初期であれば内科治療で完治する場合もありますが、基本的には外科手術が必要です。多発する場合は内科治療が選択されます。専門の医療機関での治療が必要です。
肝癌の専門医がいる近くの病院はありますか?
肝癌の専門医がいる病院を見る肝癌のQ&A
- A.
末期の症状は患者さんごとにさまざまです。
解説肝がん末期の症状は患者さんごとにさまざまです。がんが骨や腹膜に転移していると、骨の痛みや、腹水でお腹が張るような症状が出現します。また、病気により肝機能が低下し、黄疸といって皮膚が黄色くなる症状や、消化管からの出血が出現する場合もあります。
いわゆる末期の病状では、がんそのものに対する治療はかえって命を縮めてしまう可能性があり、症状を抑えるような治療が主になってきます。これを緩和ケアと呼び、痛みや苦しさができるだけないよう、薬の調整をします。痛みに対しては強い痛み止めを用いて、必要であれば鎮静で眠ることで苦しさがないよう治療を行います。つらい症状を最小にし、患者さんの尊厳を保つことが治療の目的です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る肝がん:診断と治療の進歩 2.治療のガイドライン 日本内科学会雑誌. 2014, 103(1), p31-36
Shina S et al. Radiofrequency Ablation for Hepatocellular Carcinoma: 10-Year Outcome and Prognostic Factors. Am J Gastroenterol. 2012, 107, 569–577.
Koga H et al. Clinical practice guidelines and real-life practice in hepatocellular carcinoma: A Japanese perspective. Clinical and Molecular Hepatology. 2023, 29, 242–251.
Shah C et al. Survival differences among patients with hepatocellular carcinoma based on the stage of disease and therapy received: pre and post sorafenib era. Journal of Gastrointestinal Oncology. 2017, 8, 789–798.
Ding Y-J et al.. Survival benefit of sequential curative treatment for TACE suitable BCLC stage B HCC patients. Scientific Reports. 2024, 14, 22588.
Lee MW et al. Updated 10-year outcomes of percutaneous radiofrequency ablation as first-line therapy for single hepatocellular carcinoma < 3 cm: emphasis on association of local tumor progression and overall survival. Eur Radiol. 2020, 30, 2391–2400. - A.
多くは2~4週間で痛みも落ち着きます。自宅では十分な休息をとりましょう。
解説肝がんの手術や焼灼療法後、疲れやすさ、痛み、発熱がある場合も、多くは2~4週で落ち着きます。手術治療と焼灼治療では少し話が異なります。
手術治療では、開腹手術の場合、お腹を開け、肝臓を切除し、それを閉じているので、傷になっている部分の痛みがしばらくは続きます。焼灼療法ではお腹を開くことはありませんが、皮膚からやや太い針を刺し、肝臓の一部を病変ごと焼いているため、それによる痛みや、一時的な発熱、疲れやすさは感じるでしょう。2~4週でほとんどの患者さんは症状が落ち着きます。
また、焼灼治療であっても肝臓の一部を焼き切るという処置であり、身体への負担は一定程度存在します。治療後数週間は安静を心がけ、十分な休息と栄養の摂取を心がけてください。発熱や腹痛が持続する場合や、徐々に増悪するときには早めに主治医に相談しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る肝がん:診断と治療の進歩 2.治療のガイドライン 日本内科学会雑誌. 2014, 103(1), p31-36
Shina S et al. Radiofrequency Ablation for Hepatocellular Carcinoma: 10-Year Outcome and Prognostic Factors. Am J Gastroenterol. 2012, 107, 569–577.
Koga H et al. Clinical practice guidelines and real-life practice in hepatocellular carcinoma: A Japanese perspective. Clinical and Molecular Hepatology. 2023, 29, 242–251.
Shah C et al. Survival differences among patients with hepatocellular carcinoma based on the stage of disease and therapy received: pre and post sorafenib era. Journal of Gastrointestinal Oncology. 2017, 8, 789–798.
Ding Y-J et al.. Survival benefit of sequential curative treatment for TACE suitable BCLC stage B HCC patients. Scientific Reports. 2024, 14, 22588.
Lee MW et al. Updated 10-year outcomes of percutaneous radiofrequency ablation as first-line therapy for single hepatocellular carcinoma < 3 cm: emphasis on association of local tumor progression and overall survival. Eur Radiol. 2020, 30, 2391–2400. - A.
免疫療法は、適応のある患者さんには効果があることがわかっています。
解説肝がんに対する免疫療法については、効果があることがわかっており、現在標準治療のひとつとなっています。
基本的には複数の薬剤を組み合わせる併用療法です。これらの治療は、適応のある患者さんに対しては、肝細胞がんの治療として真っ先に用いられます。長い期間にわたって病気の勢いを抑えることができる場合もあります。
例えば、標準治療のひとつであるアテゾリズマブ+ベバシズマブの治療では、全生存期間中央値は30ヶ月という報告があります。
ただし、肝切除のような外科治療や、ラジオ波焼灼法のような局所治療の適応がある場合には、そちらの治療を優先して行います。また、治療は身体への負担もあるため、肝臓の機能がある程度保たれており、体力も残っている患者さんが適応となります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る肝がん:診断と治療の進歩 2.治療のガイドライン 日本内科学会雑誌. 2014, 103(1), p31-36
Shina S et al. Radiofrequency Ablation for Hepatocellular Carcinoma: 10-Year Outcome and Prognostic Factors. Am J Gastroenterol. 2012, 107, 569–577.
Koga H et al. Clinical practice guidelines and real-life practice in hepatocellular carcinoma: A Japanese perspective. Clinical and Molecular Hepatology. 2023, 29, 242–251.
Shah C et al. Survival differences among patients with hepatocellular carcinoma based on the stage of disease and therapy received: pre and post sorafenib era. Journal of Gastrointestinal Oncology. 2017, 8, 789–798.
Ding Y-J et al.. Survival benefit of sequential curative treatment for TACE suitable BCLC stage B HCC patients. Scientific Reports. 2024, 14, 22588.
Lee MW et al. Updated 10-year outcomes of percutaneous radiofrequency ablation as first-line therapy for single hepatocellular carcinoma < 3 cm: emphasis on association of local tumor progression and overall survival. Eur Radiol. 2020, 30, 2391–2400. - A.
手術後の痛みは、一般的には2~4週程度で改善することが多いです。
解説肝がんの手術後、痛みやだるさは、一般的には2~4週で改善することが多いです。多くは開腹手術であり、お腹を開いて肝臓を切除しているため、傷になっている部分の痛みがしばらくは続きます。順調に経過し、傷が治ってくれば徐々に痛みは改善します。
ただし、ひと口に手術といっても、患者さんごとに切除の部位、その範囲、合併症の有無などはさまざまであり、痛みの続く期間についても実際にはさまざまです。術後の傷跡の部分にピリピリとした神経痛が何年も残る、という患者さんもいらっしゃいます。気になる症状があれば、主治医に相談することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る肝がん:診断と治療の進歩 2.治療のガイドライン 日本内科学会雑誌. 2014, 103(1), p31-36
Shina S et al. Radiofrequency Ablation for Hepatocellular Carcinoma: 10-Year Outcome and Prognostic Factors. Am J Gastroenterol. 2012, 107, 569–577.
Koga H et al. Clinical practice guidelines and real-life practice in hepatocellular carcinoma: A Japanese perspective. Clinical and Molecular Hepatology. 2023, 29, 242–251.
Shah C et al. Survival differences among patients with hepatocellular carcinoma based on the stage of disease and therapy received: pre and post sorafenib era. Journal of Gastrointestinal Oncology. 2017, 8, 789–798.
Ding Y-J et al.. Survival benefit of sequential curative treatment for TACE suitable BCLC stage B HCC patients. Scientific Reports. 2024, 14, 22588.
Lee MW et al. Updated 10-year outcomes of percutaneous radiofrequency ablation as first-line therapy for single hepatocellular carcinoma < 3 cm: emphasis on association of local tumor progression and overall survival. Eur Radiol. 2020, 30, 2391–2400. - A.
定期的な画像、血液検査の継続が重要です。
解説肝がんの治療後、再発を早期に見つけるため、定期的な検査が重要です。肝細胞がんは、そもそも肝硬変などによって、肝臓の他の場所にもがんが発生しやすくなっているため、治療後であっても異なる場所に再発することが珍しくありません。
そのため、再発を防ぐというよりは、再発時にすぐに発見できるよう、定期的な画像検査、血液検査を受けることをおすすめします。ウイルス肝炎があれば、抗ウイルス薬での治療は行ったほうがよいでしょう。また、残された肝臓の機能を保つことは、治療の選択肢を減らさないことにつながるため、禁酒は必須です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNevola R et al. Predictors of early and late hepatocellular carcinoma recurrence. World Journal of Gastroenterology. 2023, 29, 1243–1260.
Nathani P et al. Hepatocellular Carcinoma Tumor Volume Doubling Time: A Systemic Review and Meta-analysis. Gut. 2021, 70, 401–407. - A.
自己負担は高額療養費の上限内に収まります。
解説肝切除など、外科手術をした場合の医療費は高額になりやすい一方、実際の自己負担は、高額療養費制度で月ごとの上限額までに収まります。外科手術は原則的に入院となるため、入院料・手術料・麻酔、検査、リハビリなど含め、百万円規模の医療費となることもあります。
事前に医療費が高額となることがわかっていれば、「限度額適用認定証」を取得することで、自己負担の上限以上の支払いが不要になります。実際の金額は術式、入院期間などで変わるため、病院で実際の見積もりを依頼することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNevola R et al. Predictors of early and late hepatocellular carcinoma recurrence. World Journal of Gastroenterology. 2023, 29, 1243–1260.
Nathani P et al. Hepatocellular Carcinoma Tumor Volume Doubling Time: A Systemic Review and Meta-analysis. Gut. 2021, 70, 401–407. - A.
肝がんの手術の合併症として、肝不全が起こることがあります。
解説肝がんの手術後に、合併症として術後肝不全が起こることがあります。肝不全は肝臓がまったく機能しない状態のことです。
肝臓には多くの機能があり、手術で多くの範囲の肝臓を切除すると、肝不全となり、生命を維持することが難しい重篤な状態に陥ることがあります。
もちろん、これを防ぐ目的で、手術を行う際には、各種検査で患者さんの肝臓の状態を把握し、肝臓をどこまで切除することが可能かを検討します。
しかし、そのような評価を行っても、一定の確率でごくまれに術後肝不全が起こることがあります。
これは外科手術を行ううえで起こる可能性のある合併症です。どの治療を選択するかはメリットとデメリットを総合的に考えて検討します。
肝がんの手術について不安な点等がある場合には、主治医や医療スタッフにご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るがん情報サービス.“肝臓がん(肝細胞がん) 治療”..https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/treatment.html,(参照 2025-01-07).
全国健康保険協会.“肝不全”..https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/kochi/20140325001/kanhuzen2.pdf,(参照 2025-01-07). - A.
初期は自覚症状がほとんどありません。肝機能低下による黄疸や、進行すると腹部に張りを感じることがあります
- A.
肝機能が低下して、皮膚や白目が黄色くなる「黄疸(おうだん)」が現れることがあります。
解説
肝がんが進行して肝機能が低下すると、皮膚や白目が黄色くなる「黄疸(おうだん)」が現れることがあります。
ただし、黄疸は肝がん特有の症状ではありません。肝炎や肝硬変、総胆管結石、胆管がん、膵臓がんなど、黄疸が出る可能性がある病気は色々あります。
そのため、顔色だけで肝がんを判断することはできませんし、黄疸がでたからといって、必ずしもその原因が肝がんであるとは限りません。
黄疸についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのページをご確認ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る国立がん研究センター.“肝臓がん(肝細胞がん)”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/index.html,(参照 2024-09-17).
国立がん研究センター.“肝がんの病気について”.国立がん研究センター.https://www.ncc.go.jp/jp/information/knowledge/liver/001/index.html,(参照 2024-09-17).
Alfred E. Stillman..“Chapter 87Jaundice”.Clinical Methods: The History, Physical, and Laboratory Examinations. 3rd edition..https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK413/,(参照 2024-09-17). - A.
早期の肝がんでは痛みがほぼありません。肝がんが進行すると、右上腹部の痛みが出ることがあります。
解説肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、早期の肝がんではほとんど痛みを感じません。
肝がんが進行して大きくなると、お腹の痛み、特に右上腹部の痛みが出ることがあります。また、がんが転移した骨やリンパ節の痛みや、背中の痛みを感じることがあります。
がんによる痛みに対しては、アセトアミノフェン、NSAIDs、オピオイドなどの痛み止めを使用します。
がんが転移した骨やリンパ節の痛みに対しては、痛みを軽減させるために放射線療法を行うことがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHepatocellular cancer pain: impact and management challenges. J Hepatocell Carcinoma. 2018; 5: 75–80
Role of supportive care for terminal stage hepatocellular carcinoma. J Clin Exp Hepatol. 2014 Aug;4(Suppl 3):S130-9.
国立がん研究センター.“肝臓がん(肝細胞がん)”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/index.html,(参照 2024-09-17).
国立がん研究センター.“肝がんの病気について”.国立がん研究センター.https://www.ncc.go.jp/jp/information/knowledge/liver/001/index.html,(参照 2024-09-17). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肝がんに特異的な症状はなく、特に事前にセルフチェックできることはありません。
肝がんの原因となる慢性肝炎や肝硬変によって倦怠感やむくみが現れたり、健診などで肝機能異常が指摘されたりすることがあります。
定期的な健診を受けることや、すでに肝炎ウイルスがある方にはその治療と、定期的な画像検査が必要です。
また、肝がんになりやすい人の特徴として、以下が挙げられます。
なお、症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。 - A.
初期症状はないので、健診で肝機能異常が指摘された場合には必ず医療機関を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肝がんに特異的な初期症状はありません。
肝がんの原因となる慢性肝炎や肝硬変によって倦怠感やむくみが現れたり、健診などで肝機能異常が指摘されたりすることがあります。
肝がんが進行すると、治療の効果が得られにくくなり、予後に影響することもあります。
検診で肝機能異常が指摘され受診を促された場合には、必ず内科や消化器内科といった専門の医療機関を受診するようにしましょう。 - A.
お腹のしこりや張り、痛みが現れ、さらに進行すると、お腹に水がたまったり、肌や白目が黄色くなったりします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肝がんそのものによる症状はあまりないことと考えられます。一般的には、病気が進行してから症状が出ることが多いです。
肝がんになる患者さんは、背景に慢性肝炎・肝硬変があることが多く、それらによってなどの症状が起こることがあります。
また、肌や白目が黄色くなる黄疸という症状や、腫瘍(がん)による出血が原因で、貧血の進行や腹部の痛みが出ることがあります。

- A.
B・C型肝炎ウイルス感染、アルコール多飲が主な原因です。他臓器のがんが転移して起こることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日本において肝がんは、ウイルス由来であることがほとんどとされてきました。60~70%がC型肝炎ウイルス、15%がB型肝炎ウイルスの持続感染に起因するとされています。肝炎ウイルスにより慢性肝炎となりますが、時間が経つと肝硬変となり、そこから肝がんができることがほとんどです。
最近では医療の発展により、ウイルス性肝炎が原因の患者さんは減っています。むしろ、アルコール性や、非アルコール性脂肪肝炎が原因の肝がんが増えてきています。
肝癌について、医師からのよくある質問
- 一番最近の血液検査で、貧血を指摘されましたか?
- これまでに【肝硬変】と診断されたことはありますか?
- 濃い黄色のおしっこが続いていますか?
- 一番最近の血液検査で、肝臓の異常を指摘されましたか?
- 体のだるさはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科
