肝細胞癌のTNM分類について教えてください。
TNM分類とは、がんの進行している程度を分類したものです。
TNM分類(TNM悪性腫瘍の分類(UICC))は国際的に使用されているがんの病期(ステージ)分類です。治療をする際の目安とするために、そのがんがどれくらい進んでいるかで分類します。
Tは原発がん(最初に発生したがん)がどの深さまで広がっているか、Nはがん細胞のリンパ節への転移の有無と広がり、Mは原発がんから離れた臓器への転移を意味します。
肝臓がんのTNM分類の概要は以下のとおりです。数字が進むにつれて、程度が強まります。
●T
T1a、T1b、T2、T3、T4に5段階に分けられます。例えば、T1aは血管内にがんが入り込んでおらず2cm以下の腫瘍がひとつの状態ですが、T2では血管にがんが入り込んでおり2cmを超える腫瘍がひとつ、または5cm以下の腫瘍が2つ以上ある状態です。
●NおよびM
N0、N1、M1の3つに分けられます。N0は原発がんの近くにあるリンパ節に転移していない状態、N1では転移がある状態です。M1では離れた臓器に転移がみられる状態です。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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