肝がんのChild-Pugh分類について教えてください。
Child-Pugh分類は肝硬変の程度を分類したものです。
Child-Pugh(チャイルド・ピュー)分類は、肝硬変の程度を分類したもので、肝臓の機能がどのくらい残っているかの指標です。
これは肝がんの治療において非常に重要です。なぜなら、肝がんの治療法の中には、肝臓の機能を悪化させる治療が含まれているためです。
つまり、肝臓の機能が十分に残っていれば、さまざまな治療の選択肢がある一方で、肝臓の機能があまり残されていない場合には、治療は限られてくるということです。
Child-Pugh分類では、具体的には脳症、腹水、血中ビリルビン値、血中アルブミン値、プロトロンビン活性値(肝機能を示す血液検査の指標)の5項目を用いて合計点を算出します。
診察、血液検査、画像検査でこれらの項目を評価します。合計点は5~15点の範囲で示され、
- 5~6点:A
- 7~9点:B
- 10~15点:C
と分類し、AからCへと進むにつれて肝硬変の程度は強くなり、残された肝機能はわずかになります。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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