肝がん（肝臓がん）の腫瘍マーカーには何がありますか？

肝がんの腫瘍マーカーには、AFPやPIVKA-Ⅱなどがあります。これらの腫瘍マーカーはがん細胞やがんに反応した細胞によって作られるたんぱく質であり、がんの診断補助や治療効果判定に使用されます。

しかし、腫瘍マーカーだけで肝がんを確定診断することはできません。というのも、肝がんのマーカーであるAFPやPIVKA-Ⅱの数値は、肝炎や肝硬変などの病気でも上昇することがあるためです。
そのため、診断には他の血液検査データや、CT、MRIなどの画像検査を組み合わせて総合的に評価する必要があります。