肝がんでラジオ波焼灼療法(RFA)をした場合の再発率と生存率(余命)は?
肝がんでラジオ波焼灼法(RFA)をした場合の5年生存率は、83%程度です。
肝がんで、ラジオ波焼灼法(RFA)をした場合の5年生存率は、83%程度です。また、再発率は5年で75%程度です。ラジオ波焼灼法とは、皮膚の表面から針を肝臓に指し、がんの領域を焼くことで治療を行う方法です。一般的には肝がんの中でも、肝細胞がんに対してこの治療は行われます。
この治療法は手術治療と遜色ない治療成績があり、適切な症例に行えば手術治療と大きく変わらない生存率が期待できます。一方で、肝細胞がんは再発することが多く、治療を繰り返す必要が出てくる場合が多いです。これは、肝細胞がんの多くは肝硬変の患者さんから発症し、肝硬変では肝臓全体ががんの発生母地となっているためです。そのため、治療後も定期的な画像検査が必要です。
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(参考文献)
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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