肝臓に影がある場合、肝がんの確率はどのくらいですか?
行った画像検査の種類や影の映り方によって変わってきます。
肝臓に影がある、と言われる場合、通常は腹部超音波検査(エコー)やCT検査で肝臓になんらかの所見が見つかったということです。
影がある、といわれて心配になるのは、それが肝がんでないかどうかだと思います。肝がんがどれくらい疑わしいか、というのは、画像検査種類や映り方、もともと持っている病気などによって変わってきます。
健診の腹部超音波検査であれば、見つかるものの多くは肝嚢胞や肝血管腫といった良性の病気です。
エコーだけではっきりしない場合には、造影CTなどより詳しい検査を行います。通常の肝がんであれば、造影CTの検査を行うことで診断できる場合が多いです。
特に、ウイルス肝炎や肝硬変の患者さんは肝がんのできる可能性が高く、注意深い評価が必要です。
このように、肝臓に影があると言われた場合に肝がんである可能性がどれくらいかは、状況によって変わってきます。
詳しい検査をすすめられた場合には、精査を行ったほうがよいでしょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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